9月27日からスタートする「逗子アートフェスティバル2013」の実行委員長を務める 渡邉 忠貴さん 逗子市逗子在住 72歳
普段着で楽しんで
○…逗子一帯を巻き込んだ初の一大アートイベントまで1カ月を切り、準備もいよいよ大詰め。実行委員長という大役を背負いながら、全体の舵を取る。「国と市からお金も出てるからね。失敗はできない」と重責を感じながらも今回の仕掛けが花開くか、今から期待に胸を膨らませる。「アートと言うと敷居が高いと思われがちだけど、普段着のものとして楽しんでもらいたい。それができれば成功かな」
○…中学校に入学したころ、逗子銀座通り商店街をパレードする米軍音楽隊の演奏を聴いて、音楽の魅力を知った。かしこまって向き合うのではなく、ふと聴こえてくる生の音楽に心躍らせる。目指すのは、そんな気軽に楽しめるアットホームな祭典。「まちのあちこちで音楽が流れていたり、絵を描いている人のまわりに自然と人が集まったり」。海外で見られるような光景を、逗子と重ね合わせる。初の試みに試行錯誤も多いが「いい形で来年度に繋げられるよう、内容を検証しながらしっかりとやっていきたい」と意気込む。
○…大学時代にラグビーを始め、昨年までシニアチームの選手をしていた生粋のラガーマン。信条とするのはラグビーの精神でもある「One for all,All for one」(一人は皆のために、皆は一人のために)。選手一人ひとりが己の役割を果たしてボールを繋ぎ、試合が終われば敵味方隔てなく健闘を称えあう。その精神が実行委員会にも活きる。実行委員もいわば14人の”選手”。「このメンバーは本当にチームワークが素晴らしい。きっといいものができる」。
○…文化プラザ開設時の運営委員や市の文化推進基本計画策定・推進会議の委員長など、行政の取り組みと積極的に関わってきた。「国が自分に何をしてくれるかではなく、自分が国に何をできるか」。ジョン・F・ケネディが大統領就任の際に述べた演説を引き合いに「これからも市への恩返しとして、自分も何ができるか考えていきたい」
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