小田原・箱根「木製品フェア2013」の実行委員長を務める 露木 孝一さん 箱根町湯本在住 50歳
引き出しは無尽蔵
○…小田原・箱根地域の木製品の魅力を継承、発信する目的で2年に一度開催される木製品フェア。今年から会場を市民会館に移した。若手から熟練まで技術と力が結集する。トップの立場にはプレッシャーもある。景気の悪さが業界のまとまりをも脅かす今、「来場するお客さんに喜んでもらうのがもちろん第一。横のつながりを大切に、出展する自分たちも結束を確認できれば」と実直にフェアへの意気込みを語る。
○…祖父の代から続く寄木細工の道を自然に歩んでいた。「大きくなったらやるんだぞ!って言われていたから、そうか、やるもんだって思っていたよ」と屈託なく笑う。「若い頃はあまり一生懸命じゃなかった」とおどけるが、30歳目前で仕事に対する意識が変わった。先輩に誘われ、同世代の職人が集う指物組合青年部に入ったことが刺激に。今でも続く仲間との付き合いで盃を交わす時間が楽しみだ。「よくあれだけ話のネタが尽きないなと思うよ」。毎回4時間ほどに及ぶ酒の席は、仕事の話一色だとか。
○…同い年のロックバンド「ザ・クロマニヨンズ」のファン。中学生の頃弾いていたギターで、13歳の息子と一緒に歌う時間が楽しみだ。かつてはレーシングドライバーを夢見たこともあり、仕事をしながらレースに参加していた時期もあったという。練習中に車でひっくり返って辞めることを決意した、と飄々と話す横顔は、引き出しによって飛び出すものが全く違う、びっくり箱のようだ。
○…進む高齢化の問題と同時に、若手の育成という課題もある。技術を伝えつつ、生活してゆく仕組みを作るには「物の価値を正しく伝えなければいけない」と使命感を口にする。店を構える箱根に来るのは観光客がメイン。いつ来ても新製品を、新鮮な気持ちで見てほしいと思う一方、伝統の重みもしっかり感じている。この春、工房に増える新たな仲間と寄木の魅力探しは続く。
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