神奈川県自動車車体整備協同組合小田原支部の支部長を務める 古澤 勉さん (株)モビレージ代表取締役 60歳
人情味溢れる一徹職人
○…就任時の第一声は「ガラス張りの組合にしたい」だった。会員数わずか14社、非加盟の同業者はその4〜5倍に上る現状に「加入のメリットを感じてもらえないのが残念。もっとオープンにしていかないと」と話す。そのために、従来の技術研修に加え、他業種から講師を招いた経営戦略や営業の研修も取り入れていく考えだ。同業=ライバルという概念を超え、良いアイデアを吸収しあう集団にしていきたい。「車がどんどん進化しているのなら自分たちも追いついていかないと。全てはお客様の安全のため」と背筋を伸ばした。
○…新潟県上越市出身。素潜りが得意で、日本海の磯が自身の庭だった。大好きだったのは「男の子の憧れ」の車やオートバイ。家業には見向きもせず、整備士になる夢を追って単身上京した。就職先は下町の小さな修理工場。殴り合いの喧嘩もしながら、一から叩き上げられた。「塗装はセンスも必要でさ、覚えは早かったよ」とちょっぴり得意気に話す。コツコツ貯めた給料で初めて買った愛車は『スプリンタートレノ』。青年の時に感じた何ともいえない高揚感は今でも覚えているという。
○…小田原の地で開業したのは30年前。相次いで保証人になった事で借金が膨らみ苦しい時期もあった。「頼まれると断れなくて…なんでかなぁ」と首をかしげる顔からは、人の良さがにじみ出る。しかし仕事に対しては「鬼だよ」と一転、厳しい顔に。”一台入魂”で修理にあたる姿勢はまさに職人。厚みを増した手は、これまでの歳月を物語っているようだ。
○…苦楽を共にしてきたのが愛犬すずちゃん。2年前に亡くなるまで常に寄り添い、工場で共に一晩明かした事も数えきれない。「言葉が通じなくても一番俺の事をわかってくれていた」。工場の片隅にお墓をつくり、愛犬の気配を今でも近くに感じている。「スー、今日も頑張るよ」。心の中で会話する毎日だ。
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