2014年成人式運営委員会の委員長を務める 林 優也さん 市内久野在住 19歳
お茶目な笑顔の伝道師
○…きっかけは本紙に載っていた一つの記事。運営委員会の存在を知り「式が有志の手で創り上げられるなんて驚いた。自分の時はやろうと決めていた」。メンバー募集に迷わず応募、委員長にも立候補した。「どうせやるなら」と物怖じしないアクティブさで、8人のメンバーを束ねる。夏の終わり、皆で話し合い”花火”をメインテーマに決めた。「一人ひとりが花火のように毎日活気あって美しく輝いたらいいな」。願いを込め、一から手作りしたフォトムービーやビデオレターが披露されるのももうすぐ。ワクワクした気持ちを抑え、本番を待つ。
○…自身の性格を「お調子者」と言い切る。「お茶目、だけどカッコいい」ジャッキーチェンがマイヒーローで、幼い頃から人前で突然踊ったり、周囲を驚かせたり、笑顔を振りまいてきた。遊び疲れて、学習塾で机に突っ伏しそのまま寝てしまうことも。「遊びが第一」の自由奔放な幼少期だったようだ。
○…転機は高校の時。「将来をよく考えて行動しなさい」という両親からの助言で、リーダーシップを発揮する側に立つようになった。生徒会活動と陸上部のキャプテンを両立したことは今の自信につながっている。2年生の時の交通事故では、示談や賠償といった難解な言葉が飛び交う中、戸惑うだけの自分の”無知”を思い知らされた。「自分の事は自分で対処できないとダメ」。事故を契機に進路を法学部に定め、現在は民法を中心に”生きる力”を身につけるべく、日々キャンパスに通う。
○…成人を迎えるにあたり「基本的に後悔しないタイプ。今のままでいけたらいいな」と笑う。将来の夢を聞くと「もっとコミュニケーション力をつけて、行政の仕事を通して人と接していきたい」と姿勢を正した…と思いきや「実はもう一つあって。ラジオのDJ、やってみたいんですよね」。はにかむ姿に、こちらもつられて笑ってしまった。
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