確定申告無料相談会を行う東京地方税理士会小田原支部の支部長を務める 安藤 透さん 市内本町在住 54歳
知性と笑顔で明解ズバリ
○…企業や個人事業主、納税者に対し、税務代理や書類作成などを行う税理士。「計算屋というイメージがあるが、税を切り口に暮らしや企業の成長を見守る『法律家』」と仕事への情熱を語る。複雑な税法だが、プロの知識を上手に利用し適正に納税してもらおうと活動。支部には2市8町の税理士146人が所属しており、確定申告無料相談会はボランティアで行う。「納税者の役に立つよう、社会的使命を感じています」と意欲を燃やす。
○…人と会って話をすることが好き。一緒にいると自然と明るくなる、屈託のない笑顔が印象的な気さくな人柄だ。高校時代に子どもたちに人形劇を披露していた経験からか、小・中・高校生を対象とした「租税教室」でも、実学を交えたわかりやすい説明で興味をひく。税金の使い道や法律ができるまでを解説することで、「税金を身近に感じてもらい、政治にしっかり参加してもらえれば」と期待を寄せる。
○…義父の後を継ぐため、メーカーの営業職から一転、29歳で税理士に。国家試験に挑むため、昼夜勉強に励んだ当時を「孤独な日々」と振り返る。夫人は小田原高校の後輩。「結婚も仕事も両方とると決めた。結果オーライ」と照れ笑い。自分の判断で良いも悪いも決まる「自由業」だからこそ、やりがいもひとしおだという。2000年からは小田原白梅ライオンズクラブで奉仕活動にも参加。多忙は承知の上で「世の中に恩返しするべき」と目を輝かせる。
○…モットーはお客さんに喜んでもらうこと。「適切なアドバイスをするためには、税金以外の分野も知らないといけない」と、見識を広げる。相談内容によって機転を利かし、弁護士や司法書士、社労士などの専門家と連携。「病院に例えるなら総合受付の役割。自分だけの仕事で完結せず、ワンストップサービスを叶えてこその仕事」と言葉を噛みしめた。
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神奈川県警察官友の会社会全体の犯罪防止や治安維持に寄与し、民間の力を合わせて警察官を支援 |
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