2013年度に応援職員として福島県相馬市へ派遣された 西尾 優貴さん 小田原市役所勤務 32歳
自分を変えて架ける橋
〇…器用な人ではない。福島県相馬市への派遣前も、派遣期間終了後も悩んでいる。本当は使いたくない「被災地」という言葉をあえて使うなら、「被災地の本当の復興とはなんなのか、自分はどう関わればよいのか」。1年間現地にいても、その答えは簡単には見つからなかったという。
〇…生まれは静岡、幼稚園の時に小田原へ。小田原高校在学中は、勉学に励むかたわら週4日接客業のアルバイトで人生経験を積んだ。「街をつくる勉強がしたい」と、大学では建設工学を学ぶ。「毎日の納豆を欠かさぬ」初めての一人暮らしは心細い毎日だったが、かつて暮らした頃好きではなかった小田原を、見直すきっかけとなった。「離れてみると、自分が居た一つひとつの場所の良い思い出がよみがえって」小田原に戻ることを決意。市役所以外の就職先は考えていなかったという一途さだ。
〇…相馬への派遣は入庁10年目の転機だった。水道局に在籍し、ライフラインの整備を担当していた時。自分の街を守る職務を考えると、率先して手を挙げることにはためらいもあった。だが、震災と向き合わずにいることはできない。胸中を察してか、上司が派遣を打診してくれた。その場で、腹を決めた。「礼儀を尽くせば人生は拓ける」。その想いを胸に、相馬へと向かった。
〇…人見知りの自分が現地に溶け込むため心がけたのは、「臆さず前に出ること」だ。毎週末開催される復興マルシェでは、いつしか、ライブの盛り上げ役の中心になっていた。十八番は、完璧に踊れるというAKB48の『恋するフォーチュンクッキー』。踊っている時の顔に、照れはない。その場の雰囲気からにじみ出る笑顔に、周囲の人が自然に惹き込まれる。そこには(被災地の)外の人、中の人といった括りはまったく存在しない。「相馬を好きになってくれてありがとう」と送り出してくれた相馬の人への礼を、これから小田原で返していく。
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