ソフトボール秋季県大会で優勝した大窪タイフーンの監督を務める 菅野 孝一さん 小田原市板橋在住 49歳

掲載号:2020年12月5日号

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熱く涙もろい名物監督

 ○…神奈川県の少年ソフトボールチームの頂点を決める秋季県大会で、大窪タイフーンを初優勝に導いた。小田原勢としても11年ぶりの快挙だ。「バッターボックスに入ったらその子が主役。思いっきり練習の成果を出してほしい」と、拮抗した試合でもバントのサインを出さない。常に「自信を持って振ってこい」と背中を押す。

 ○…少年時代は「緊張しやすく、気持ちがか細い子だった」と振り返る。小学校5年生でソフトボールを始めたのは、地元の大窪タイフーンだった。「2軍の補欠でした」とはにかむ。中学はサッカー部だったが、西湘高校で再びソフトボール部へ。人一倍の努力が実を結び、1年生の冬からレギュラーになると、強豪校にも勝って関東大会への出場も果たした。「物事に対する自信がつきました」。この経験から、子ども達には「努力すれば何でもできるよと伝えたい」と目を細める。

 ○…大学を卒業し、小田原市役所に入庁して28年。休日は欠かさず大窪小学校のグラウンドで選手と汗を流し、平日も仕事が終わると練習に駆けつける。試合で負けると子ども達に「申し訳ない」と謝りながら泣いてしまうほど熱く、そして涙もろい名物監督だ。そんな生活が長年続いていたせいか、コロナ禍で活動が休止すると「休日をどう過ごして良いのか分からなかった」という。

 ○…ソフトボールの醍醐味を「誰が主役になるかわからないところ」と語る。「運動が苦手な子も、努力を重ねれば活躍できる」と言葉に力がこもる。最近では、かつての教え子や卒団生でもある息子が指導に加わってくれる場面も多く、うれしそう。「真剣に取り組むなかで、楽しみを見つけてもらいたい」。温かい眼差しが印象的だ。

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