2015年小田原市成人式の運営委員長を務める 金井千典（ゆきのり）さん 市内本町在住 20歳
小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2015年1月10日
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夢は大きく世界征服
○…２０１５年小田原市成人式の運営委員長を務め、メンバー5人と共に約２千人の門出を演出する。3年前、同じく委員長を務めた兄・大典さん。その背を追い、「自分も何か一つでも地元に恩返しがしたい」と胸に秘め、昨年６月の発足時に立候補した。「兄からもいろいろアドバイスをもらいながらイメージしてきた。みんなの思いを詰め込んだ一生に一度の思い出に残る式にしたい」と意気込む。
○…「小田原が大好きだからこそ嫌いな所も受け入れ、より良い街にしたい」。生まれ育った地元を愛してやまない生粋の小田原っ子。幼い頃は茶畑の町内神輿を担ぎ、毎年9月に行われるえっさホイおどりにも参加するなど城下町特有の熱気を肌で感じてきた。「家族で伝統行事に参加したことが思い出。熱い血の気が自分にも宿っているのかな」。小・中学校ではバスケットに明け暮れ、進学した小田原高校ではダンス部と軽音楽部に所属。ギターボーカルを担当するなど、新たな分野にも果敢に挑戦した。そのエネルギッシュさに感銘を受け、今も尊敬してやまない軽音楽部の顧問だった小谷英次郎先生。「世界中に友達もいる方でいつか自分もそんな人になりたい」
○…青山学院大学経営学部の1年生。日々の勉強はもちろん、サークルではミュージカルやジャズダンスにも励む。アップル社を設立したスティーブ・ジョブズ氏に憧れるハタチの夢は、自分の思いが宿ったアイテムを全世界に広めること。通学に往復４時間かかる多忙なキャンパスライフも「すべては世界征服のため」と笑う。
○…式典で実施するアトラクションに向け、メンバーと共に出身校のゆかりの場所や思い出の詰まった20年を振り返る映像を作成するなど準備に余念がない。「地元で育ったことを誇りに思い、自分の原点は小田原なんだと胸を張れるような式にしたい」。間近に迫る門出に思いを寄せ、明るい未来へと羽ばたく。
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