神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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9月1日付けで小田原市消防本部の消防長に就任した 守屋 伸彦さん 市内荻窪在住 59歳

公開:2015年10月17日

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憧れが生んだ覚悟の火

 ○…「あまりに突然のことで驚いた」。消防長就任時の本音を口にした。副消防長着任からわずか5カ月。前任者から託されたバトンに、「救急・救命・救助・消火など、それぞれの活動効果を現状の人員、資機材で最大限に引き出していきたい。それが使命」と、小田原市、南足柄市、足柄上郡5町の消防を取りまとめる重責を受け止め、力強く語る。

 ○…市民を守るためには、現場の職員自身が安全に活動することが絶対。定年退職を控えるベテランが多くいる今、新人教育は、特に力を入れていくべき課題だ。「場数を踏んだ経験豊富な職員が培ってきたノウハウを、一人でも多くの新人に引き継いでいってほしい。それが高い消防力の維持にもつながる」。ベテラン職員指導のもと、さまざまな場面を想定した訓練は、その想いを裏付ける。

 ○…荻窪で生まれ育ち、自宅近くの防空壕で仲間とともに無邪気に遊んだ幼少期。高校卒業後は、一般企業に就職した。しかし、仕事をする中で、人のためになること、人の助けになりたいと一念発起。消防士となった。「子どもの頃に見た消防士の雄姿。幼心に感じた”かっこいい”という感情も、迷っていた当時の自分の背中を押してくれたのかな」と振り返る。

 ○…消防広域化から2年半。隣接地域との連携による大幅な時間の短縮は、初期消火だけでなく、救急活動においても確かな手応えを感じている。その一方で、地震や風水害といった、同時多発的な広域にわたる自然災害では地域の消防団の協力は不可欠。「消防職員と消防団の両輪で、うまく連携をとっていきたい」と、いざという時に備える。11月9日からは秋季火災予防運動。「火の扱いが多くなるこれからの時期。火の元に注意してもらうのはもちろん、火災原因で最も多い放火対策のために、家の周りの整理整頓、可燃物を置かないように注意してほしい」と、火災予防を訴えた。

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