神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港南区・栄区版 公開:2012年4月19日 エリアトップへ

国境越えた歌の交流 独の合唱団が芹が谷訪問

文化

公開:2012年4月19日

  • LINE
  • hatena
ドイツとPTAの合唱団が共演
ドイツとPTAの合唱団が共演

 ドイツ南部にあるシュヴェービッシュ・グミュント・フリーヴァルドルフ学校の室内合唱団が4月7日、芹が谷南小学校でミニコンサートを開催したほか、地域住民との交流を楽しんだ。

 今回の企画は、同室内合唱団を率いるヴァルター・ヨハネス・ベック氏が10年来の交流を続ける東京の合唱団に、同小PTAコーラス同好会メンバーの志津木美貴さんが所属していることが縁で実現した。来日の主目的は14日に都内の教会で開催された演奏会の出演だったが、同室内合唱団は高校生で構成されていることから、「音楽を通じて世界と交流するのは学校のコンセプト。日本の児童生徒と会いたい」とベック氏が希望したという。

 当日は同小の児童有志や同好会が参加し、計4曲を披露。その後、同室内合唱団がドイツ国内の大会で優勝を納めた美声を体育館に響かせると、観客から大きな拍手が沸き起こった。最後は同好会がドイツ語で練習を重ねてきたウェルナー作曲の「野ばら」で共演。同好会の本庄洋子さんは「巻き舌で歌うのが難しかったけれど、貴重な体験になった」と、合唱を通じた国際交流について感想を話した。

 フリーヴァルドルフ学校は幼稚園から高校までの一貫教育を行っており、ベック氏は「機会があれば、今度は小中学生も連れて来たい」と話すなど、コンサートの成功に満足した様子。合唱団メンバーのリア・エルビンさんも「児童の歌った『さくらさくら』が素晴らしかった。本当に良い経験をした」と興奮気味に振り返っていたほか、児童の歌った曲を気に入り、楽譜を求める光景も見られた。

お花見も堪能

 コンサート終了後、同室内合唱団は近くのバス停まで徒歩で向かう途中、ちょうど満開を迎えた付近の桜並木を観賞。すると、たまたまそこでさくら祭を開催していた芹が谷団地自治会の誘いを受け、なかにはさっそく靴を脱いでブルーシートに正座し、輪に加わるメンバーの姿も。ジュースや焼き鳥も振る舞われ、思いがけず日本の文化を堪能することになった。

 さらに、祭の手伝いをしていた同自治会のシルバークラブ「明和会」による男声合唱団「芹谷グリークラブ」が、唱歌「箱根八里」を披露。次第に他の参加者も巻き込んだ大合唱となり、メンバー達は互いに顔を見合わせながら、歌による歓迎ムードに大いに感激していたようだった。
 

合唱団を率いるベック氏
合唱団を率いるベック氏

港南区・栄区版のトップニュース最新6

子育てに「ゆとり」創出

山中市長インタビュー

子育てに「ゆとり」創出

直接支援で実感へ

5月2日

桂台で高齢者買い物支援

横浜市・栄区社協ら

桂台で高齢者買い物支援

月1回”付き添い”同行

5月2日

平久井・齋藤ペア 日本代表に

杉浦紀子バトンスタジオ

平久井・齋藤ペア 日本代表に

選考会で実力発揮

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

栄区、50年後に半減

横浜市人口推計

栄区、50年後に半減

港南区は4割減少

4月18日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月18日

京急百貨店

かみおおおかG.w.フェスティバル

https://www.keikyu-depart.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

港南区・栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

港南区・栄区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook