西区の新区長に就任した 大久保 智子さん 瀬谷区在住 51歳
何事も地域の声を第一に
○…4月1日付で西区の新しい区長に就任した。「久しぶりに西区に戻れて嬉しく思います。区民のみなさんと一緒によりよい西区を作っていきたい」。5年前に西区の地域振興課長を2年間務め、地域性にも明るい。「当時『虫の音を聞く会』や『区民まつり』など、イベントを地域の方々と一緒に作り上げたのが思い出深いです」。柔和な表情と丁寧な受け答えに誠実な人柄がにじむ。
○…西区の印象を「人情に厚い方が多く、町並みも温かい。開港の地としての誇りや地域を愛する方が多く、区政や市政にも協力的でありがたく思います」と話す。区内で一番好きな場所はこの時季の掃部山公園で、「井伊直弼の像から臨むみなとみらいの景色と、そこにかかる桜の美しさが毎年楽しみ」と話す。就任から日は浅いが、早くも区内を積極的に回り、職員にも「何事も地域と一緒に取り組んでいくことが大切」と呼びかける。今年度の目標としては「以前から重点施策に掲げる、住民間の『顔の見える関係づくり』を一層進めていきたい。みなとみらいのような新しい街と古くからの市街地の住民の交流を図り、防災面からも地域の『絆・つながり』を深めていきたい」。
○…瀬谷区出身、在住。県立希望ヶ丘高校、中央大学を出て1983年横浜市役所入庁。保土ケ谷区役所総務課や市民局女性計画推進室(現男女共同参画推進課)のほか、総務局人材組織部長などを歴任。モットーは「自然体」。区長という重職にも「肩肘張らず、ありのままでいたい。職員が力を発揮しやすい環境づくりを意識し、意見を聞きながら判断していきたい」。
○…私生活ではバイオリンや文楽、落語など多彩な趣味を持つ。「バイオリンは10年前に友人と勢いで始めてしまって未だに全然。落語は柳家さん喬さんの人情噺が大好きでほとんどおっかけです」と明るい表情を見せる。この分野でも新区長の施策に期待したい。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>