20周年を迎えた「横浜シティガイド協会」の会長を務める 平井 静子さん 中区仲尾台在住
「自立」にこだわり20年
○…「よくぞ20周年を迎えられた」と節目に会長職を担う者として、これまでの歩みを振り返る。2月12日に中区で開かれた20周年記念の集いには会員をはじめ、関係者ら120人近くが参加した。
○…ガイド協会との出会いは、発足間もないころ。中区の広報紙でメンバー募集を見つけたという。「私は生まれも育ちも横浜。他所から来た人よりもここを知っている」との自負心が背中を押した。当時のガイド協会は、まだまだ組織が脆弱、「今みたいにちゃんとしてなかった」と話す。初期メンバーとして活動を重ね、2年前に会長に。「時の流れでね」とはにかむ。
○…会長の役割は「細かなことじゃないの。会をどう運営するかです」ときっぱり。案内するコースは、山手やみなとみらいなどの観光名所だけでなく、港北ニュータウンや市営地下鉄の沿線など多岐にわたる。「横浜市の発展の歩みを一人でも多くの人に知ってほしい」と、一から自分たちで企画する。2003年には当時としてはまだ珍しかったNPO法人化を果たし、組織力を向上させた。現在の会員は100人を超すまでに成長。「他から援助を受けて活動するのではなく自立した団体としてやってきました」と胸を張った。
○…現役の頃は県民ホールの館長を務めた。今は海外を客船で巡るクルーズが楽しみに。旅先はヨーロッパが多いというが、一昨年はメキシコも訪れた。「今年はちょっと異色の国に行きたい」。好きな国は英国。なぜか、それは「いつ行っても変わらないところ」だという。
○…ガイド協会のメンバーは、「どこの土地でも良い点を発見できる。そんな能力が求められる」と話す。そのため今後もメンバーの育成に力を注ぐとともに、県内や市内で活動する他の団体との横のつながりを強める。「博物館などにある研究資料なども『資源』として、活動の幅を広げていきたい」と語った。
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