第5回かながわ観光大賞を受賞した「日本大通り活性化委員会」の委員長を務める 日比生 猛さん 中区在勤 42歳
フランスの空気 店に醸す
○…オープンカフェやイチョウ並木を活かしたイルミネーションなどを展開する日本大通り活性化委員会。自身が経営するフランス料理店『アルテリーベ』で月1回会合を開いていることもあって「気付いたら委員長になっていました」とはにかむ。
○…「以前からオープンカフェをやりたいと思っていました」。日韓サッカーW杯が行われた2002年に日本大通り沿道の飲食店や事業所と話し合いを始め、大通り活性化を目的として行政の協力も得て06年に団体を設立。今では県や横浜市の職員もオブザーバーとして参加し、活発な意見交換を行っているという。11月に行った「ウエイターズレース」については「まだまだPRが足りない。海外の大会優勝者を招待するのも良いアイディアだと思っています」と話した。
○…アルテリーベは、父が1965年に県庁近くで始めたフランス料理店。日本大通り沿いに移転が決定した00年、社長を務めていた父が他界し20代で同店の経営を任されることに。「当時はまだ若かったので成功すると思い込んでいました。内装は全て僕がデザインしたんです」と全力投球。「いつ浮上するんだろうって不安もありました」と振り返る。今では大型店舗の特長を生かしたウエディング事業なども展開する。
○…フランス生まれ、幼少期を同国で過ごす。日本の大学を卒業後、改めてフランスのビジネススクールで経営を学ぶ。帰国後、父が創業したとんかつ『和幸』で2年半、店舗経営に携わった。自宅は都内、娘と息子はフランス語のインターナショナルスクールに通う。「フランスはとても身近な存在ですね」と語る。
○…「家族みんなで参加できるようなイベントをもっと開催して、日本大通りを活性化していきたい」と前を見つめる。また当面の目標は、すでに定着したイルミネーションを「港までつなげること。どうにかして実現したいですね」。
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