にしく市民活動支援センター「にしとも広場」の新センター長に就任した 加世田 恵美子さん 緑区在住 56歳
ふらっと寄れるセンターに
○…西区で地域の課題を解決する団体・個人を手助けしている「にしく市民活動支援センター にしとも広場」。管理運営するNPO法人の一員として、センター長を4月から務める。引継ぎで区内を回った感想は「会う人が温かくて、街に誇りを持っている。歩いていると、ちょっとしたところに歴史があることが多いですね」。センターの運営に関しては「『ここに来たら何かやっている』とふらっと立ち寄ってくれる、ワイワイとしたセンターにしたい」と力強く話す。
○…都内の民間企業に長年勤務。会社向けにキャリアデザインの研修を行う会社だった。6年前、母の認知症が分かり、「今までと違う方向に目を向けたい」と思っていたところ、同センターと同じNPO法人が運営する桜木町の横浜市市民活動支援センターが職員を募集中と知り、入職。地域活動の経験はPTAか自治会の役員くらい。それでも窓口業務を続ける中で「もう少し事業に関わりたい」と、認知症ケア実務者向けの研修にも携わった。
○…前職で経営者側だった経験を活かし、桜木町のセンターでは労務や会計面で団体運営のノウハウを指導。活動への思いが先走りがちな相談者へ、まず団体を運営することの重要性を諭した。「にしとも広場」は人と活動のつながりづくりがメイン。「活動を新たに始める方のきっかけになるような、講座やイベントを考えたい」と思案する。
○…区内で良く行くスポットが2つ。ひとつは横浜能楽堂。毎月の「狂言の日」には夫とともに観賞する。「素の人間が化粧もせず、型のなかでタイムスリップしたかのように風景を変えられる」ところが魅力と語る。もうひとつは横浜みなとみらいホール。中学はブラバン、高校大学はマンドリンクラブに所属していたこともあり、神奈川フィルを応援中。にしとも広場でも毎日来てくれる84歳のおばあさんと、ホール談義に花を咲かせている。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>