竹山団地の一部で現在、大規模改修工事が行われている。この工事では団地組合が、住宅版エコポイントを一括で申請、共有部分にLED街灯などを設置する取り組みを行っている。区内の住宅版エコポイント事務局によると「個人の申請はあるが、団地単位での申請は珍しいのでは」と話しており、周辺から注目を集めている。
今回、大規模改修工事を行っているのは1605から1610号棟が属する竹山16─2住宅管理組合の152世帯。工事の設計監理は同組合の管理を請け負うコムエステートサービス株式会社が、施工は株式会社アルテックが手掛けている。
同団地は昭和46年3月に立てられ、これまで数回の改修工事を行ってきたが、大規模工事は初となる。
今回の工事は、窓サッシ交換、外壁外断熱工事、屋上断熱防水工事など。これらは、住宅版エコポイント対象となり、同組合では即時交換制度を利用し、エコポイントで共有部分の階段灯をLEDにするとともに、街路灯も新たに設置するなどした。
団地に住む住民からは「LEDにしたことで団地の外まで明かりが灯り、防犯上も効果があるのでは」と期待を話す。
平成23年1月末時点で、県にエコポイント申請されている工事は窓工事が1万1553件に対して断熱工事は335件と極端に少ない。今回施工した株式会社アルテックによると、「窓と外、屋上断熱の3つの工事を一緒にやるのは珍しいのでは」と話し、周辺団地組合から問い合わせがあるという。
稲葉壮二竹山16─2住宅管理組合理事長は「断熱効果か、日中はほとんどエアコンをつけずに過ごせます。団地は高齢化が進んでいますが、この工事を機に団地の活性化を図れたらいい」と話している。
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