緑署ヤクルト販売(株) "ミル見る隊"で地域見守り 地域安全協定を締結
緑警察署(遠藤文雄署長)と神奈川東部ヤクルト販売株式会社(川崎市高津区・前田典人代表取締役社長)は今月18日、「地域安全の情報提供等に関する協定」を締結した。これにより、ヤクルト販売スタッフは職務中に振り込め詐欺被害防止などを呼びかけるチラシなどを配布するとともに、警察と連携を強化し、地域を見守る活動を行う。
同社が市内の警察署と協定を結ぶのは港北、鶴見に続いて緑署が3署目となる。18日には、締結式が緑署で行われ、遠藤署長、前田社長が調印。式では販売員の活動宣言、任命式がが行われたほか、ヤクルト販売スタッフを「緑・ヤクルト ミル見る隊」と名付け、パトロール隊が結成され、出発式が開催された。
ヤクルト販売スタッフは、区内を約30人で回り、対面販売を行っている。今回の協定では、販売活動中、オートバイに防犯ステッカーを貼り区民に注意を呼びかける。また、商品を配達する高齢者世帯に健康状態の確認や、振り込め詐欺防止等の声かけも行っていく。
企業単独では初の締結
緑署によると、自治会や区役所との協定締結は過去にあるが、企業単独では初になるとのこと。緑署の担当者は「対面販売をしているため、直接区民と接する機会があると思いますので、より地域に密着した見守りができるのではないか。警察署から情報が届きにくい方にも注意を呼びかけられるのではないか」とヤクルト販売員に期待をよせている。
ヤクルト販売によると、川崎市で昨年、高齢者世帯に販売訪問を行った際、振り込め詐欺の電話がかかってきており、不審に思った販売員の説得により、未然に防いだケースがあったという。
前田社長は「ミル見る隊というとても良い名前を付けてもらい、感謝しております。緑区民の安全、安心に少しでもお役に立てるような活動を行っていきたい」と話している。
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