緑区役所はこのほど、2012年度区政運営方針を発表した。昨年度に引き続き「安全・安心、みんなにやさしいまちづくり」を基本目標とし、今年度は、各地域防災拠点が連携した合同の防災訓練を初めて実施するなど、防災、災害対策に重点が置かれている。
今回の運営方針では、目標達成にむけて、【1】安全・安心なまちづくり【2】いきいき暮らせるまちづくり【3】みどりの魅力あふれるまちづくりの3つの施策をあげている。
安全・安心なまちづくりでは、来年3月11日に緑区総合防災訓練の実施を予定。各地域防災拠点での危機対応能力の向上を図るとしている。また、市が予定している防災計画「震災対策編」の修正を踏まえ、緑区防災計画の修正を行う。
第2期緑区地域福祉保健計画「みどりのわ・ささえ愛プラン」の実現にむけ、取り組みを進めるのが、いきいき暮らせるまちづくり。この施策では、2012年4月現在、9人となった待機児童数を2013年4月までの解消にむけ、既存保育所の受け入れ拡大や保育資源の活用を企画、検討するとしている。
みどりの魅力あふれるまちづくりでは、地産地消の推進、商店街の振興のほか、区民文化センターが2013年秋に開館することにともない、緑区における文化活動を支える人材の発掘、育成を進めていく。また、地域課題チャレンジ提案事業の実施では、各自治会と1つ以上の団体が連携し、地域課題の解決を目指す「連携コース」を今年度新設した。
区総合庁舎は耐震補強
緑区が「早急に対応しなくてはいけない問題」としているのが、総合庁舎の耐震問題。現在、同庁舎は耐震基準に適合していないことからも、区では、今年度、耐震補強工事の実施設計を進める。工事は2014年度までに完了させる見通しだという。
緑区の担当者は「津田区長になり4年目の体制ということもあり、区長が進める『安全・安心なまちづくり』にむけた運営方針となっております。今年度は緑区として初めて総合防災訓練を実施します。災害時は防災拠点での対応が重要となりますので、連携できるような体制強化を図りたい」と話している。
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