タイヤ盗難被害が緑区内で増加している。2012年1月からの被害件数は64件(11月7日現在)で、30件だった昨年の倍以上。区内全域で被害が発生し、特に10月以降急激に増加している。「ガレージを覗いている人など、不審者を見たら連絡をしてほしい」と緑警察署担当者は話している。
2011年1月から12月までの被害発生件数は30件。今年は、11月7日現在で、すでに64件の認知件数が確認されている。
月別での発生状況をみてみると、10件を超えたのは4月と10月。特に10月は16件と急激に被害が増加している。緑警察署では、「あくまでも可能性」と前置きした上で「季節が冬にむかい、スタットレスタイヤの需要が増え、それに伴って被害が多くなっているのでは」と分析している。
下見をしている可能性大
被害は、スタットレスのほか、ホイール付など全般。被害者のガレージや軒先などに積まれているものやチェーンをつけているものまで盗まれている。幹線道路から離れた狭い道路奥まで入り込んでいるケースもみられ、緑警察署は「犯行の前にタイヤを積んでいる家を事前に下見している可能性が高い」と話す。盗まれたタイヤは、過去の例からインターネットで販売されたり、盗難タイヤと知りながら業者が購入することも確認されている。
長津田みなみ台が最多
状況を地区別にみると、長津田みなみ台が14件と最多。いぶき野、白山、三保で7件確認されており、区内全域で被害が確認されている。「特に特定の場所を狙ったという状況ではなく、緑警察署管内全域で発生しておりますので、注意してほしい」と緑警察署。
10月から被害が増えていることを踏まえ、緑警察署では、パトロールの強化やビラを配るなどの対策を講じている。「通りから見えない場所にタイヤを移動させるなどの対策を行ってほしい。また、タイヤを多く積載した不審な車両を見かけたら、通報して頂きたい」と緑警察署担当者は呼び掛けている。
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