緑区 まちづくり計画を改定 素案を公表 意見募集も
緑区はまちづくりの基本方針を定める「緑区まちづくり計画」の改定に向けた素案をこのほど公表した。区は今後20年間を見据え、住宅地の再生や環境対策、住民主体のまちづくりに重点を置いた改定にするとしている。
都市計画マスタープランは、「全市プラン」「区プラン」「地区プラン」の3段階で構成される。区プランは、全市プランを上位計画として、市の総合計画の区別計画に即して作成される。
「緑区まちづくり計画」は2002年12月に策定された。今回の改定は、策定から約10年が経過し、社会情勢やそれに伴う価値観の変化などに対応するため。
区は「緑区まちづくり計画」に基づくこれまでのまちづくりについて▼計画されている区民利用施設の整備がおおむね終了したこと▼検討するとされていたバス路線の新設について4路線のうち3路線が実現したこと▼市営地下鉄グリーンライン(中山〜日吉)の開通により、港北ニュータウン等との連絡が強化されたこと▼横浜みどり税を活用した特別緑地保全地区の指定などにより、まとまりのある樹林地の減少に一定の歯止めがかかっていること――などを評価できる点とし、今後20年のまちづくりの課題として「住宅地の再生」「環境対策」「住民主体のまちづくり」を軸に改定素案を作成した。
「住宅地の再生」に関しては、昭和30年から50年代に開発され、今後急速に高齢化や人口減少が進むと考えられている「東本郷」「竹山」「白山」「山下みどり台」「霧が丘」「いぶき野」などの住宅の再生を機に、多世代が暮らすまちへと転換させていくことなどを盛り込んだ。
「環境対策」では樹林地や農地の適切な保全を継続させていくことや、車を多用しなくても買い物などができる「歩いて暮らせるまち」を実現させることで地球温暖化対策につなげる指針などを示した。
改定素案は緑区役所3階企画調整係などで閲覧が可能。また同係や緑図書館、区内各地区センターで配布。区は素案に関する説明会を1月29日午後7時〜8時半(長津田地区センター)、30日午後7時〜8時半(十日市場地区センター)、31日午後7時〜8時半(白山地区センター)、2月1日午前10時〜11時半(中山地区センター)で行う。また2月14日まで郵送(寺山町118番地)・FAX(045・930・2209区政推進課企画調整係緑区プラン担当宛)・Eメール(md-kikaku
@city.yokohama.jp件名は緑区プラン改定素案)で意見募集を行っている。
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