6月に改正道路交通法が施行され、危険行為を繰り返して行った自転車に対し、講習受講を義務付ける「自転車運転者講習制度」が始まった。これを受け緑警察署(鈴木宣明署長)は現在、緑区内4駅でキャンペーンを行うなど、法改正の周知に力を入れている。
対象となる危険行為は、信号無視や酒酔い運転、一時不停止などの14項目。14歳以上が対象で、3年以内に2回以上違反すると、自転車の運転に必要な適性や個別的指導を含む3時間の講習を命じられる。講習手数料は5700円。指定期間内に受講しなかった場合は5万円以下の罰金が科せられる。
2015年1月から5月28日までの神奈川県内での自転車の取り締まり件数は、180件超。傘や携帯電話を片手で持ちながらの運転、音楽を聴きながらの運転なども安全運転義務違反に当たることがある。
街頭でチラシ配布
緑署管内での、今年1月から6月9日までの事故総件数は204件、そのうち自転車事故は28件(前年比マイナス1件)で全体の約14%。自転車事故は減少傾向にあるものの、3月には鴨池大橋で自転車による死亡事故が発生している。
同署は現在、区内各駅でキャンペーンを実施。自転車運転者へチラシを配布するなど、法改正の周知に力を入れる。緑署の担当者は「講習制度を周知しつつ、取り締まりを強化していきたい。運転マナー向上に努めてもらいたい」と話した。
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