緑区は今年度から、緑区の発展や区政に功労のあった個人または団体の功績を称える「緑区長賞」を制定。受賞した「鴨居原市民の森愛護会」と「新治小学校」の表彰式が10月18日と30日に行われた。
緑区では、平成27年度から、新たに「緑区長賞」を制定し、鴨居原市民の森愛護会と横浜市立新治小学校が、第1号の受賞となった。同賞は高い功績で緑区の名誉を高めた個人または団体の表彰を目的として設けられた。
受賞した「鴨居原市民の森愛護会」は、地域に親しまれる森づくりのために、公園内に不法投棄された古タイヤや家具、家電などの大型ごみを約10年かけて自主的に撤去・清掃を行っていた。また、地域の学校などと協力してイベントを行うなど、幅広い年代の市民が集まる場として提供したことが称され、受賞となった。同会は10月18日に四季の森公園で行われた緑区民まつりのセレモニー内で名取正彦区長から表彰された。
受賞を受けて同会阿部昭雄会長は「一生懸命環境整備をやってきたことが称されてとても喜ばしい。同賞の第一号になれたことを誇りに思う」と話した。同会は今後も会員を募集しながら、より親しみやすい公園を作る活動を行っていく方針だという。
同時受賞となった横浜市新治小学校は、学校だけでなくボランティアの協力を得ながら地域一丸となって子どもの読書活動を推進したことが受賞の理由となった。表彰式は10月30日、同校が読書活動の一環として行っている「読み聞かせの会」の前に行われた。式の後には区長も会に参加し、児童の朗読を楽しんだ。
同校の清見克明校長は「今後も子どもたちが読書を通して、正しく美しい日本語や想像力、豊かな知識を身に着けられる環境を整備していきたい」と意欲を語った。同校は児童が本を紹介するコーナーを設置するなど、今後も読書活動の推進を図っていくという。
区担当者は「今まで区が表彰することはなかったが、今後は区政に貢献をしたり、スポーツなどで全国的に高い評価を受ける人がいれば積極的に称えていきたい」と話した。
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