鴨居・鶴見川沿い 初の桜まつり開催へ 地元商店会らが企画
鴨居地域を流れる鶴見川沿いで区内初となる大規模な桜まつりを開催しようと、地元商店街と周辺の自治会が準備を進めている。約0・5Kmに渡る桜並木を地元の名所にし、町おこしに繋げていきたい考えだ。
「地域の名物行事に」
鴨居駅周辺の企業や商店からなる「鴨居商栄会」(大川滋会長)と鴨居連合自治会(板垣憲明会長)は駅北口から鴨池人道橋手前を川沿いに歩いたところにある「鴨居東本郷農専地区」付近を会場に、地域の名物となる桜まつりを企画している。ここには、約16年前に緑区制30周年を記念して植樹された34本の桜が続いている。幼木だった木が成長するにつれ、毎年開花時期には多くの花見客が訪れるようになったが、マナーの悪い一部の見物客のゴミ問題なども課題となっていた。
植樹当時から桜の下草刈りや清掃、剪定などの保全活動を行ってきた地元自治会と大川会長らは地域資源である桜を気持ちよく鑑賞してもらい、多くの人が鴨居を訪れるこの機会を地域活性化につなげたいと桜まつりの実現を一昨年から模索してきたという。
昨年夏頃から実施してきた検討会議では地元商店街を盛り上げるべく、多くの商店や企業に参加・協力を呼び掛けることや、まつりを通じてボランティアを募り、行事の新たな担い手を育成していくこと、周辺小学校との連携で桜の管理活動を展開していく方針が固められた。現在、大川会長らは参加企業・団体や当日まつりのサポートをするボランティアを募集している。(受付【電話】045・931・2140大川さん)
すでに数社の地元企業や行政機関などが協力を表明。まつり当日は飲み物や食べ物、ゲームなどの模擬店が会場に並び、緑区役所や緑消防署などの行政機関によるPRコーナーなどが設置されるほか、大規模な抽選会も予定されている。地元主催でこれだけの規模の桜まつりが実現するのは区内でも初めての試みとなるという。
ライトアップも
今年の予想によると桜の開花が始まるのは3月下旬ころ。まつりが開催される4月2日には満開もしくは見頃を迎えるとの見方もあり、主催者側は「何とか天候に恵まれれば」と期待を寄せる。3月27日からまつり当日までの午後6時から9時までは、桜のライトアップなども行っていきたいとしている。
大川会長は「地域をあげて取り組む一大イベントにしたい。桜で街を元気にし未来まで続く鴨居の名物行事に育てていければ」と話している。
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