区政推進課はこのほど区内農産物の地産地消を盛り上げようと、市内18区役所で初めてFacebookページを立ち上げた。そのほか障がい者就労支援施設と協力して、地産地消する店を図解したマップを作製するなど積極的な情報発信に乗り出している。
区政推進課は直売所の運営や、農家と協力した収穫体験など区内の「農や地産地消」のPRを積極的に行い、区報や区のWEBページで広報していたが、区役所内外から「もっと気軽に情報を入手できる方法はないか」という声が上がっていた。要望を受け、区はWEB上でタイムリーな情報が発信でき、だれでも気軽に閲覧することができるSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)Facebookで「地産地消」に特化したページを2月25日に開設した。Facebookの利用は文化観光局などではあるが18区役所では初の試みという。
ページ内では毎週木曜日に区役所で開かれる直売所の販売情報や地産地消関連イベントのお知らせと結果報告、農家を取材しての”旬”の野菜情報、レシピの動画などが随時発信されていく。
Facebookには読者がコメントできる機能もついており、区職員は「貴重な意見を参考にしながら、いい情報をどんどん更新していきたい」と話した。同サイトは区役所のページからのリンクか、「とれたてみどり」で検索すれば閲覧することができる。
農家紹介マップも
さらに、区は障がい者就労支援施設を運営する「NPO法人ぷかぷか」のメンバーと協力し、区内の地産地消に取り組む飲食店や区役所内の直売所に野菜を納品している農家を紹介する「よこはま地産地消サポート店マップ」を制作。3月3日に区役所イベントスペースで除幕式を行った。
作られたマップは縦1・8m横3・6mで、ぷかぷかを利用する障がい者が地産地消に協力する店を1件1件回ってシェフの似顔絵を描いたほか、動物やアニメキャラクターのイラストも描かれた温かみのあるデザインとなっている。マップは昨年10月に開催された「みどり区民まつり2015」のPRブース用に作製されていたが、デザイン性の高さや評判の良さから今回のパネル化が決まった。
除幕式ではぷかぷかの高崎明理事長と名取正彦区長、マップを作製した障がい者らが参加。障がい者の一人が祝いの歌を披露している最中に幕が外れてしまうハプニングもあったが、式は終始和やかな空気の中進められた。
マップは3月16日まで同スペース内で展示され、その後は区内イベントにも展示される予定。
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