地域活性を兼ねた美化活動に取り組む「鴨居駅周辺まちづくり研究会」が先月24日、国土交通大臣から表彰を受けた。鴨居駅周辺の定期清掃に加え、地元小学校との協働による鴨池大橋の大規模清掃など多世代による美化活動が評価された。
国土交通省は毎年8月を「道路ふれあい月間」として、道路の正しい利用の啓発や、道路愛護活動の推進に努めている。今回の表彰はこの行事の一環。功績のあった全国103の団体・個人に感謝状が贈られ、神奈川県下では4つの団体・個人が表彰を受けた。
「鴨居駅周辺まちづくり研究会」(熊本秀男代表)は鴨居の周辺住民により2003年に設立。現在は21人の会員が交代で週1回、鴨居駅橋上改札に接する跨線橋の定期清掃を行うほか、鴨居小学校の児童らと協働で、街のシンボル「鴨池大橋」の大規模清掃を行うなど、世代を超えた美化活動を展開。横浜市が行う「ハマロード・サポーター事業」に登録し、身近な道路を安全・快適にするべく活動を続けている。
また年に数回、鴨居駅改札付近を会場に地元のアマチュアバンドを招いた演奏会「鴨居駅コン」を行うなど、美化活動にとどまらないユニークな企画を実施している。「清掃活動を楽しみながらやるのがうちのモットー。演奏会など様々な企画で、楽しみながら継続できる清掃に重きを置いてきた」と設立当初を知るメンバーのひとり狩野陽二さんは話す。
感謝状を受け熊本代表は「自発的に始まった活動だが、誰かが見ていてくれると思いやってきた。今回、このようなものをいただき、とても嬉しい」と喜びを語った。
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