11月3日に行われた「横浜市中学校秋季野球大会」で鴨居中学校が優勝を飾った。今年の春季、夏季大会は中山中学校が制しており、年内に行われた大規模な市大会すべてで緑区内の学校が優勝を果たす形となった。
市内では毎年、春・夏・秋に大会が行われており、毎回約150の中学校が熾烈な戦いを繰り広げている。緑区では、これまで一つの大会を制することはあったものの、「すべてで優勝するのは初の快挙」と横浜市中学校体育連盟の担当は話している。
秋季野球大会で優勝した鴨居中学校野球部は11月3日、サーティーフォー保土ヶ谷球場で生麦中学校と対戦。準決勝と決勝が同日に行われるダブルヘッダーのため、急きょ部長でショートの上田甲(こう)選手(中2)を投手に起用。不慣れなポジションにも関わらず見事な力投を見せ、無失点で勝利を飾った。
森淳一監督は「今までにない程、選手層が厚いので、互いが競争心を持って練習に励んでいた。その結果全試合無失点という予想以上の成果が出せた」と笑顔で勝因を語った。
主力は少年選抜OB
今年の鴨居中学、中山中学両校のスターティングメンバーの多くは、小学生時代に緑区内の選抜選手によって組織された「オール緑」のOB。オール緑は近年市内の大会でも好成績を収めており、中学にあがったあとも変わらぬ活躍をしている格好だ。オール緑事務長の小黒大治さんは「小学校のうちから仲間同士でも切磋琢磨し、大きな舞台を経験しているので中学でも物怖じせずに挑めるのでは」と分析している。
オール緑は今年3月に行われた市大会「ベイエリア杯」でも3連覇を果たしている。こうした児童が中学に入る来年以降も緑区勢の活躍に期待がかかる。
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