横浜市内でインフルエンザの流行が広がっている。市はこのほど流行注意報を発令したが、緑区の患者数(定点あたり)はこれをさらに上回り、すでに警報レベルに達した。区内の患者数は2週間で約5倍に急増しており、関係機関は注意を呼び掛けている。
市は注意報発令
横浜市衛生研究所によると、直近の1週間に市内の医療機関から報告された患者数(定点あたり)は14・38人(暫定値)と、流行注意報を発令する基準である10人を超えた(1月6日時点)。
一方、同週の緑区の患者数は、32・57人に達し、市が定める流行警報の基準である30人(定点あたり)を上回った。
全市的にみると、流行ペースは昨年とほぼ同様に推移している。昨シーズンは1月第3週に全市で流行警報が発令されており、今後、感染はさらに広まると見られている。
患者の年齢は、10歳未満の報告が全体の約6割を占め、小児の患者数が特に多いという。学級閉鎖は市内で18件が報告され、今シーズン累計で80件に到達。昨年同時期の58件を上回った。また、件数は少ないものの、病院や高齢者施設での集団発生も報告されている。市では、施設へのウィルスの持ち込み防止策の徹底などを呼びかけている。
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