十日市場地域ケアプラザ内に12日(水)、新たな子どもの居場所がオープンする。1日に行われたオープニングイベントに40人の児童らが訪れ、愛称が「こども村」に決定した。
JR十日市場駅周辺には、十日市場団地連合自治会と新治西部地区連合自治といった2つの連合自治会エリアがある。
同エリアではこれまで、緑区地域福祉保健計画「みどりのわ・ささえ愛プラン」の地区別計画推進委員会の中などで「子どもの生活力低下」や「学校に朝食を食べてこない児童がいる」など、子どもに関する課題が提起されてきた。自治会エリアを超えた対応や、地域の関係機関などで検討する必要があると考えた同会メンバーは両地区合同の協議体として「十日市場駅周辺『こどもの居場所づくり』検討委員会」を発足。十日市場・新治小学校、十日市場中学校の校長をはじめ、各地区の主任児童委員ら20人が7月から4回に渡り、目指す方向性などを協議。その中で「地域の大人たちが関わり、学校や家庭とは違う第3の居場所を作る」「子ども食堂という形態もあるが、食だけに特化せず子どもにじっくり向き合える居場所を目指す」という方向性で話し合いが進められてきた。
1日に行われたオープニングイベントには約40人の児童らが来場。算数遊びや工作などを楽しむ姿が見られた。会場では「子どもが一人で来ても良い」「自由に遊んだり、宿題をしても良い」などの特長が紹介された。また、来場した児童が考えた「はっぴーほーる」「楽しい場所」「ほっこりむら」など11の愛称案が発表され、投票の結果「こども村」に決定した。編み物体験をした友田碧央(あお)ちゃん(十日市場小2年)は「楽しかったからまた来てみたい」と話した。
「こどもの村」は基本小学生を対象に12月12日から2019年3月まで、毎月第2・4水曜日の午後3時〜5時に施行実施される。今後必要な対応が検討されるという。会場では検討委員会メンバーや十日市場地域ケアプラザ職員らがサポートする。
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