緑区制50周年記念事業実行委員会(塚田順一委員長)主催の緑区制50周年を祝う記念式典が5日、緑公会堂で実施された。式典では様々な地域活動に取り組む区民らを讃える「こもれび躍るふれあいのまちづくり顕彰」の表彰や記念講演会が実施され、会場に訪れた約500人が緑区の節目を祝った。
1969年(昭和44)に港北区から分区したことで誕生した緑区(人口12万3262人、面積77・60平方キロメートル)。分区当時は川和町(現都筑区)の区庁舎で業務を開始し、その後72年(昭和47)に緑区総合庁舎が寺山町に完成。94年(平成6)には行政区再編実施により港北区、青葉区、都筑区が分区し、現在の緑区(人口14万9319人=94年時点、面積25・42平方キロメートル)となった。
緑区制50周年を祝う記念式典の冒頭で塚田委員長は「これまで様々な記念事業を行ってきた。今後も、私たちの緑区をさらに住みよくするために、みんなでまちのことを考えて一人ひとりが地域で活躍できるように努力していきたいと思います」とあいさつ。
また、小野崎信之緑区長は「50周年という特別な意味を持つ節目に立ち合い、みなさんと共にお祝いできることを光栄に思う。緑区には、自然豊で緑溢れる住みやすい環境のほかに、地域の発展を願い次世代のことを考え活動している多くの人材や、人と人との絆の深さといった貴重な財産があると感じている。この50周年を機に新しい時代に一歩踏み出す。今後の緑区の更なる発展を願っています」と話した。
11人を表彰
式典の中では、様々なかたちで地域活動に取り組み、緑区民を元気にする活動を行った区民を讃える「こもれび躍るふれあいのまちづくり顕彰」表彰を実施。各地区の連合自治会から推薦された11人が表彰された。表彰者は以下の通り(敬称略、カッコ内は推薦連合自治会)。狩野陽二(鴨居連合自治会)、三浦正男(竹山連合自治会)、長谷川貞栄(白山地区連合自治会)、上原精市(山下連合自治会)、苅谷洋(三保地区連合自治会)、宮治俊雄(新治中部地区連合自治会)、田中賢(新治西部地区連合自治会)、橋川茂子(十日市場団地連合自治会)、近藤光男(長津田自治連合会)、福田昌子(東本郷地区連合自治会)。
受賞者代表としてあいさつに立った狩野陽二さんは「区内では多くの方が多岐に渡ってボランティア活動を行っている。これらの活動は地域でつながった多くの皆さんの協力があって成り立つもの。その成果を頂いたものだと思っている」と喜びを表した。式典後には、惑星探査機はやぶさのプロジェクトで中心的な役割を果たした的川泰宣氏による記念講演会「この地球(ほし)に生きる〜いま考える私たちの未来〜」が実施された。
また、式典終了後は新横浜国際ホテル(港北区)に会場を移し、盛大な祝賀会も行われた。
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