区内を流れる一級河川恩田川沿い中山大橋付近の堤防(青砥町11の3地先)で、「中小・上小おやじの会」による芝桜の植栽活動が行われている。現在は、花が咲く春先に向けて着々と準備が進められている。
芝桜を植えているのは、中山・上山小学校の保護者によるおやじの会の有志メンバーらで構成される「中小・上小おやじの会」。現在は約15人が加盟。芝桜を植栽することで河川敷の美観を維持すると共に、小学生のボランティア精神の育成や保護者の地域活動の第一歩とすることを目的に活動を続けている。
中心メンバーは、中山小おやじの会代表・三好吉典さん、上山小おやじの会代表・島田潤さん、植栽技術指導・相原善行さんの3人。三好さんによると、2015年頃から中山・上山の両おやじの会メンバーで定期的に集まり、情報交換などを行うなど交流を深めてきたという。しかし、徐々に参加人数が減少。「何か明確な目的が必要なのではないか」と考えたメ
ンバーは、中山商店街協同組合が11年から取り組んでいた「花いっぱい活動」の一環で堤防に植栽してきた芝桜に注目。14年から「芝桜まつり」を開催していたが、17年に同商店街による植栽が終了することを聞き、加藤龍昭理事長(当時)を訪ね、思いを継承することになったという。加藤氏は「最大100人程度いたボランティアが減少し保護育成が困難になった。継承してくれたことは嬉しかった」と当時を振り返った。
「地道な作業」
同会の取り組みは今春から。まずは約20メートルの区間の堤防の草刈りやごみ拾いからタートした。その後は月に数回、土の中に埋まっている大きな石をつるはしで砕きながら土を耕すなどの作業を継続。土が柔らかくなった箇所には腐葉土や石灰を混ぜるなど土壌改良に努めてきた。現在植えられているのは約150株。「一週間もすると膝まで雑草が伸びてしま
う夏場の草刈りは地道で大変な作業だった」と三好さんはこれまでの作業を振り返り「来年の春先には児童たちと新たな苗を植えて約30メートルに約450株までに増やす予定。立ち止まってホッとできるスポットになれば嬉しい」と話した。
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