緑区が2020年度に行う自主企画事業の予算案と概要がこのほど明らかになった。予算案は9791万9千円で、19年度と比較すると4万6千円と微増。3つの柱で「みんなにやさしいまち」を目指す。
自主企画事業は市民局の「個性ある区づくり推進費」の中に位置づけられ、地域の身近な課題やニーズに迅速、きめ細やかに対応するために実施するもの。
緑区では19年度に引き続き「安全・安心なまち」「いきいき暮らせるまち」「みどりの魅力あふれるまち」の3つの柱に沿った取組み(34事業)を進め、区民が快適で住み続けたいと思える「みんなにやさしいまち」を目指す。
「安全・安心なまち」(1397万2千円)では自助・共助による防災・減災、防火・防犯など地域の特性に応じた区民の主体的な活動を支援し、災害対策本部機能の充実、食の安全、感染症予防等危機管理の取組を推進する。主な重点事業は、災害時における速やかな避難場所の確保、地域防災拠点や防災関連機関との連携強化を行い災害に強いまちづくりを区民と協働して推進する「災害に強いまちづくり事業」(756万7千円)や、「安全・安心まちづくり推進事業」(196万7千円)。
「いきいき暮らせるまち」(2563万7千円)では、子どもや子育て中、高齢者や障害者や介護者、外国人など誰もが安心していきいきと暮らし続けられる、共に支えあうつながりのあるまちづくりを進め、健康寿命を延ばすための自発的な活動を支援する。主な重点事業は、区民が生活習慣の改善や生活習慣病の重症化予防に取り組むことで、健康寿命を延伸し、身近な地域で安心して自立した生活が送れるよう支援する「健康たうん・みどり推進事業」(400万4千円)や「共に支えあう福祉保健の地域づくり事業」(779万8千円)、「青少年地域サポート事業」(147万9千円)。
「みどりの魅力あふれるまち」(5831万)については、19年度の緑区制50周年を機に再認識した、みどりあふれ自然の豊かな環境と、さらに活発となった地域活動を区民と共に守り育て、魅力あふれるこのまちを次世代につなぐ取組を進めるとしている。「生物多様性保全に向けた遊水地等の環境整備事業」(500万円・新規事業)、「みどり!まるごと応援事業」(406万4千円)、「子どものまちづくりイベントMini Mini Midori」(350万円・新規事業)、「緑・芸術文化事業」(361万1千円)、「緑区商店街振興事業」(281万円)が主な重点事業。
また、「アートによる緑区の魅力発信事業」(450万円)、「みどり環境行動啓発事業」(100万円)、「花と緑あふれるふるさと緑区事業」(250万円)が新規事業として盛り込まれている。
区予算を含む横浜市の20年度予算案は現在開会中の市会定例会で審議されている。
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