横浜建設業協会緑区会(平田恵介会長)はこのほど、若手社員の表彰制度を導入した。協会区会として同制度を導入したのは市内初。8月24日には、区会加盟の15社の中から3人を表彰した。平田会長は「若手社員の技術や意識向上を図り、工事の継続的な品質向上が目的」と話した。
今回導入された表彰制度は、横浜市道路局や土木事務所など横浜市が発注した公共工事に対して、同区会構成会社の若手社員が貢献したことに対して表彰するもの。工事の継続的な品質向上を目的としている。
40歳未満は3割
緑区会に加盟する15社の社員数は295人(3月末時点)。その内40歳以上が204人(69・2%)に対して、40歳未満が91人(30・8%)と3割に留まっている。建設業の人手不足が叫ばれている中、同表彰制度は工事に関する技術や意欲の向上を図ることも狙いとしている。平田会長によると協議の結果、緑土木事務所(新田巧所長)と連名で表彰することになったという。
今回表彰されたのは、勝又郁夫さん(新都市建設株式会社)、木村陽介さん(株式会社日建産業)、石川友也さん(宮内建設株式会社)の3人。▽40歳未満の若手社員であること▽表彰前年度に完成した工事を担当した者――を対象とし、「業務の改善や研究など創意工夫を行い、成果をあげた」「技術力の向上に特に努めた」といった顕著な業務成果のほか、横浜市関係機関や市民等との連携の促進、社会貢献の実績などの項目に当てはまる若手社員を会長に推薦。同区会の会長、理事、土木事務所長、副所長で構成される選考委員会にて選ばれた。
表彰当日は緑土木事務所に3人が訪れ、新田所長から表彰状を手渡されていた。平田会長は「若手の人材不足は建設業界の大きな課題。表彰を行うことで工事の品質向上や意識向上につながればと思い制度を導入した」と話す。
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