ムダを富に変える「循環経済(サーキュラーエコノミー)」 令和4年第1回横浜市会定例会報告【8】
高度経済成長期から続く大量生産、大量消費、大量廃棄の流れを一直線に例えた使い捨ての経済システムをリニアエコノミー、一部資源を再利用しごみの減量化や3Rの推進に取り組むのが現在主流のリサイクリングエコノミーです。しかし、後者でも廃棄は発生し、環境汚染や資源浪費の歯止めにはなっていません。環境や資源は有限です。であれば、廃棄を生み続ける従来の仕組みの中での経済成長にも、いずれ限界が訪れます。特に我が国は、資源・エネルギー・食料についての多くを海外に依存し、安全保障にも関わる状況であることから、自給自足と共に、廃棄物を発生させない経済の仕組み「ごみ(むだ)を資源(富)にする」サーキュラーエコノミー「循環経済」の推進が必要です。
横浜市では温暖化対策統括本部にサーキュラーエコノミー構築のため、我々が制定した脱炭素条例に基づき、脱炭素化と市内経済活性化の両立についての予算が計上されました。しかし今後は、経済局や資源循環局も市内のサーキュラーエコノミーを牽引すべきです。例えば、使わない物の貸し借りを促すシェアリング事業、100%再利用可能な原材料を用いた製品開発、廃棄物を発生させない分別・資源化の新たな技術開発等、環境と経済の両立を目指す企業が横浜に集まり成長できるよう、ムダを富に変える公民連携を積極的に推進すべきと考えます。
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2022年6月16日号