県政レポート 59 血中酸素測定器約４万個未返却 神奈川県議会議員（緑区選出） 古賀てるき
令和４年度の決算を審査する決算特別委員会が行われました。コロナ対応関連の質疑が多くなされる中、私もパルスオキシメーターについて質問いたしました。
損害約２億２千万円
県では、新型コロナウイルスの自宅療養者に血中酸素濃度を測る「パルスオキシメーター」を貸与しましたが、全体の３分の１にあたる約４万個が未返却。１個当たり平均５千円で、１通５２０円の返却用レターパックも渡したままとなっており、このままでは合計で約２億２千万円相当の損害となります。
ずさんな管理態勢
管理態勢について質問すると「【1】パルスオキシメーターの製造番号、【2】県独自の整理番号、【3】貸出先、を結び付ける作業が不十分で個別に連絡を取って返却を求めることが困難な状態」とのこと。ずさんな管理態勢が露呈しました。
横領罪の可能性も
オークションサイトにパルスオキシメーターが多く出品されており、横領罪にあたる可能性も指摘いたしました。
返却にご協力を
パルスオキシメーターを未返却でまだお手元にある場合、返却にご協力いただきますようよろしくお願いいたします。
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