緑区内 インフル注意報が発令 感染性胃腸炎にも警戒
横浜市衛生研究所が先月26日発表したインフルエンザの流行を表す緑区内の数値(定点)が、1月16日から22日までの第3週で、注意報レベルに達していることがわかった。第2週から大幅に数値が上がっており、区内でもインフルエンザが本格的な流行の兆しを見せていることとなった。
緑区内の定点は、平成23年12月26日から1月1日までの第52週が0・40、1月2日から8日までの第1週が2・20、第2週となる9日から15日までが3・60と徐々に高くなっていたが、第3週には注意報レベルとなる10を超える10・86となった。
衛生研究所によると、今年は年齢別では10歳未満の患者が多く、区内でも学級閉鎖となる学校も出てきているという。また、検出ウイルスはAH3型(A香港型)が多く、全国的にみても、A香港型が流行の主流とみられ、緑区内、横浜市内でも、全国と同様の傾向をしめしている。
「ウイルスは乾燥していると広がりやすくなります。予防接種を受けていても、手洗い、うがいを欠かさず、人ごみを避けるなどの例年と同じような対処をして欲しい」と研究所担当者は注意を呼び掛けている。
ノロウイルスなどにも注意
一方で、衛生研究所では感染性胃腸炎に対しても注意が必要としている。感染性胃腸炎は、ノロウイルスなどの感染が原因で、下痢、腹痛、嘔吐などを症状とする冬季に流行するもの。緑区内でも昨年12月から今年の第2週まで警報レベルに達していた。第3週で基準値を下回ったものの、衛生研究所では「引き続き注意が必要」としている。
主な感染予防ポイントとして【1】調理前や食事の前、トイレの後などには石鹸で30秒以上手を洗う【2】食品や加熱が必要な食品は、85℃で1分以上加熱するなどを挙げている。
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