神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2012年9月20日 エリアトップへ

医療特区 7分野16事業が進行 市内経済への波及見込む

社会

公開:2012年9月20日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は国から「国際戦略総合特区」の指定を受け、京浜臨海部を医療分野の産業、研究開発の拠点とする取り組みを進めている。すでに複数のプロジェクトが進行中で、市では5年間で3千億円の経済波及効果を見込む。

 「国際戦略総合特区」は、次世代エネルギーやバイオなど成長が期待される産業の集積拠点の形成に対し、国が規制緩和や税制の優遇、財政・金融上の支援を行うもの。横浜市は昨年12月、県、川崎市とともに「京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区」の指定を受けた。

 企業や研究所が集積している末広地区(鶴見区)と殿町地区(川崎市)、コンベンション施設が多く学会や展示会が開催されるみなとみらい地区(西区)、市立大学医学部附属病院がある福浦地区(金沢区)の4カ所を拠点に、医療分野における先端的な研究や新産業の育成を目指している。

 すでに7分野16プロジェクトが進行。このうち腹腔鏡を使った手術の際、CT・MRIの画像をもとに手術前に患者の臓器の状態を再現できる「手術シミュレーターの開発」、小型・低価格化と現状は難しい硬度の測定を可能にし、リンパ浮腫の診断などが家庭でも可能になる「超音波画像装置の開発」の2プロジェクトは、特区計画の第1号案件として認定を受け、それぞれ6千万円の助成を受けることが決まっている。「いずれも現状では同様の機器がなく、開発に成功すれば新たな市場が誕生することになる」(木原記念横浜生命科学振興財団)と関係者は期待を寄せる。市経済局では特区指定により「5年間で3千億円の経済波及効果」を見込む。

 もっとも医療分野では激しい開発競争が繰り広げられており、研究の商品化などは未知数な部分も多い。市では「新薬一つで1千億円規模の市場が生まれると言われている。一つのプロジェクトが成功すれば、中小企業の受注増や雇用の増加など波及効果も大きい」と話している。

緑区・都筑区の賃貸オーナー様へ

最新の賃貸経営手法をお伝えするセミナー。6月2日㈰緑区中山の会場で開催。申込は下記▼

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd-n3Dv4x9jLXk9pylMM67TpaY1iURH4vqRXQkwBL4VG3O1vw/viewform

<PR>

緑区版のトップニュース最新6

魅力あふれる街「次世代に」

緑区

魅力あふれる街「次世代に」

24年度の運営方針を発表

5月23日

高齢者に増加傾向

市内の消費生活相談

高齢者に増加傾向

4コマ漫画等で注意喚起

5月23日

「浜なしの氷結」を販売

キリンビール

「浜なしの氷結」を販売

規格外を使用し商品化

5月16日

救急要請を“予防”

横浜市消防局

救急要請を“予防”

出場件数急増に危機感

5月16日

生理用品提供機器導入へ

鴨居自動車学校

生理用品提供機器導入へ

国内の自動車学校で初

5月9日

家庭との連絡法を統一

横浜市立学校

家庭との連絡法を統一

アプリ活用で新システム

5月9日

パン工房SORAは創業6周年を迎えました。

国産小麦100%の無添加生地を使用した自然派のパン工房です。

https://www.instagram.com/pankobosora/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 1月18日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook