神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2012年12月13日 エリアトップへ

感染性胃腸炎 流行警報が発令 1カ月で3倍の患者数に

社会

公開:2012年12月13日

  • LINE
  • hatena

 横浜市衛生研究所が12月6日に発表した感染性胃腸炎の流行を表す緑区内の数値(定点)が11月26日から12月2日の間で警報レベルに達していることがわかった。横浜市全体でも流行警報が発令されており、衛生研究所では注意を呼び掛けている。

 感染性胃腸炎は、ノロウイルスなどの感染が原因で、下痢、腹痛、吐気、嘔吐などを主症状とするもの。冬の時期に流行する疾患とされている。

 緑区内の定点を見てみると、11月5日から11日の第45週では、7・8だったものが、翌46週には、13・8、47週には19・2と、徐々に高くなり48週目に警報レベルとなる20を超える25・2となった。患者数では、45週が39人だったが、警報となった48週には、126人となっており、約3倍に増加している。

 衛生研究所によると、予防には、手洗い、便や吐物の適切な処理、次亜塩素酸を用いた消毒、食品の十分な加熱をあげている。また、吐物の処理の際、ノロウイルスが空気中に浮遊することがあるため、換気も重要としている。「乳幼児や高齢者の方がかかると、重症となることもありますので、特に注意をしてほしい」と担当者は話している。

 小学校では、独自に予防対策をしている学校もある。保健養護教諭を中心に、空気感染を防ぎ、吐物をすぐに処理できるよう、常に消毒できる体制をとっている学校もある。

インフルエンザの患者も増

 区内のインフルエンザの定点は、47週が0・33だったのに対して、48週が1・17、患者数も2人から7人となっており増加している。衛生研究所の担当者は「まだ流行しているとは言えないのでは」と話すが、これから流行期に入っていくため、「感染性胃腸炎とともに、手洗い、うがいなどの基本的なところが予防につながりますので、日頃から行い、予防に努めてほしい」としている。
 

緑区版のトップニュース最新6

先進事例として栄冠

霧が丘ぷらっとほーむ

先進事例として栄冠

かながわ福祉サービス大賞

5月2日

子育てに「ゆとり」創出

山中市長インタビュー

子育てに「ゆとり」創出

直接支援で実感へ

5月2日

緑区からボートレーサーに

東本郷在住植竹玲奈さん

緑区からボートレーサーに

28年ぶり、デビューは5月

4月25日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月18日

「地域活動のきっかけに」

緑ふれあいサロン

「地域活動のきっかけに」

次代の担い手を醸成

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月18日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook