森村学園 新体操女子団体で県制覇 8月に全国大会へ
長津田町の森村学園・新体操部が6月23日、横須賀アリーナで行われた、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)神奈川県最終予選会の女子団体競技の部に出場し、4年ぶり5回目の栄冠を掴んだ。8月に佐賀県などで行われる「北部九州総体」に県代表として挑む。
同競技は13メートル四方の床の上で、各校代表の5人がリボンなどの手具を使いながら、音楽演奏に合わせて演技を行う採点競技。今回手具はクラブ(こん棒)が使われた。
成長を示した舞いだった――。昨年の同大会で2位に甘んじた悔しさを胸に、森村学園の5人の妖精たちが躍動した。課題だった、手具を掴み損ねる落下ミスを無くすために繰り返した基本練習がメンバーの自信となり、チームが目指す「強く、逞しく、女性らしさを出す」演技につながった。
キャプテンの酒井悠希さん(3年)は「みんなで相談して決めた、アメリカの歌手ビヨンセさんのアップテンポの曲に乗り、明るい、私たちらしい表現ができたと思う」と笑顔を見せた。
指導する同部小野信予教諭は「昨年までミスの多いチームだったが、その課題を練習と、うまく気持ちを高めることで克服することができた。全国への出場が決まりほっとしている」と話していた。
考える練習で掴んだ勝利
同学園の部活動は放課後の1時間40分と決められているため、選手はそれぞれの課題を明確にし、短期集中の練習を繰り返すことで力をつけてきた。「全国では10位以内を目指したい」と小野教諭は意気込んでいる。
|
|
|
|
|
|