神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2013年9月5日 エリアトップへ

田奈中高橋さん 砲丸投げで全国準優勝 四種競技も5位入賞

公開:2013年9月5日

  • LINE
  • hatena
高橋さん(左)と顧問の村上教諭
高橋さん(左)と顧問の村上教諭

 田奈中学校の高橋満南(まな)さん(3年)が先月、愛知県で開かれた、中学生の陸上競技日本一を決める「全日本中学校陸上競技選手権大会」の女子・砲丸投げで準優勝に輝いた。100mハードルや走高跳などの4種目を競う四種競技でも5位入賞を果たした。

 成長を示す準優勝だった――。これまで試合で力が出し切れない”勝負弱さ”が課題だった高橋さん。今大会でも四種競技は、地区予選での成績が最も良かったことから優勝候補に挙げられていたものの、緊張から本来の力が出せず5位。その後行われた砲丸投げ競技でも予選は10位通過と苦戦を強いられた。「体が思うように動かなかった。でも、顧問の村上孝文先生と決勝までの間に調整したことで、他校の選手を見るまでの余裕ができました」と高橋さん。

 迎えた同競技最後の投擲となる6投目で自己2番目の記録となる14m43をマーク。”全国2位”を手に入れた。高橋さんは「何も考えずに投げることができた。試合で初めて力を出し切れたと思います。すごく満足」と笑顔で振り返る。

 指導する村上教諭は「メンタルの成長を感じた。余裕をもって予選を突破できたことが今回の結果につながったと思う」と話している。

全身のバネが”強さ”引き出す

 高橋さんの強さはその天性のバネが生んでいる。パワーを重視する選手が多い砲丸投げ競技で、高橋さんは力ではなく全身のバネを十分に使って2・721kgの砲丸を投げる。そのため、短距離走やジャンプ練習を重ねて下半身を強化し、今大会に備えてきた。

 また、全国有数の陸上強豪校である田奈中学の女子キャプテンとしての自覚が精神的成長を促した。村上教諭は「行動で後輩に伝えるキャプテン。メンバーと、日々の練習で競い合ってきたことが力をつけた要因のひとつ」と見ている。

 高橋さんの次の目標は10月開催の『ジュニアオリンピック』。「次は日本一になりたいですね」。

 伸び盛りの高橋さんの活躍が期待される。

緑区版のトップニュース最新6

先進事例として栄冠

霧が丘ぷらっとほーむ

先進事例として栄冠

かながわ福祉サービス大賞

5月2日

子育てに「ゆとり」創出

山中市長インタビュー

子育てに「ゆとり」創出

直接支援で実感へ

5月2日

緑区からボートレーサーに

東本郷在住植竹玲奈さん

緑区からボートレーサーに

28年ぶり、デビューは5月

4月25日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月18日

「地域活動のきっかけに」

緑ふれあいサロン

「地域活動のきっかけに」

次代の担い手を醸成

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月18日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月2日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook