横浜緑ロータリークラブ 特産品バザーで復興支援 被災地NPОと企画
横浜緑ロータリークラブが東日本大震災で被災した陸前高田のNPO法人「陸前たがだ八起プロジェクト」と協力し、今月14日、霧が丘で被災地の特産品などを販売する復興支援バザー「緑と海のふれあい市」を開催する。
「恒久的な支援のかたちを模索している。一回のイベントだけにとどまらない復興支援ができれば」―。
横浜緑ロータリークラブのメンバーらが継続をテーマに被災地の復興支援に乗り出した。同クラブでは東日本大震災発生以降、募金活動をはじめ、被災地に軽トラックを寄贈するなど様々な支援に取り組んできたが、時間が経過するにつれ、より継続的な支援の必要性を感じるようになったという。
「仮設住宅への移動が済んだ頃から、必要とされる支援のかたちが少しずつ変わっているのを感じた。これからは、誰もが少しずつできる方法でいつでも被災地に寄り添うことが必要なのではないか」。天野正昭会長はこう話す。
被災地支援で知り合った陸前高田のNPO法人「陸前たがだ八起プロジェクト」と緑区内で何かできないかと考え、特産品を販売することで、被災地で復興を目指す漁業・農業関係者のことを知ってもらうことを思いついた。同NPOは被災者自身が「生きがいづくり」や「やりがいづくり」をテーマに立ち上げた団体。この企画の中で、特産品のコーディネイトなどに携わる同NPOの中西朝子さんは「全国的にも注目の集まる特産品を集めた。このふれあい市を機に多くの魅力ある特産品の存在を知っていただければと思う。イベント後もネットなどで継続的に購入していただくことができれば、被災地にとってもこの上ない支援となると思う」と話す。
被災地の若者と桐蔭高生が販売手伝う
同ロータリーの会員でもある露木健造さん(株式会社霧が丘ガレージ/緑区霧が丘2の8の8)の敷地内で開催されるふれあい市には、津波で大きな被害を受けた岩手県立高田高校海洋システム科が手掛けたさばの味噌煮缶や陸前高田市米崎町産のリンゴを使った地ビール「リンゴエール」(紙コップでの提供)、高田産のハバネロを使用した「タカネロ」、気仙沼の「さんまみりんぼし」「秋サバみりんぼし」「さんま南蛮漬け」、被災者らが制作した手芸品などが多数並ぶ。被災地で復興に取り組む若者や桐蔭学園(横浜市青葉区)の学生らが販売を手伝う。そのほか、被災地をとらえた写真を手掛けるフォトジャーナリストの安田菜津紀さんの写真展も同時開催する。
午前10時から午後3時まで実施。会場へは車の来場不可。商品がなくなり次第販売は終了となる。
このイベントに関する詳細は株式会社企画室ゴン(【電話】045・922・5126)へ。
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