感染性胃腸炎 患者数2・5倍に 「手洗いなどで予防策を」
ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の緑区内の患者数(定点あたり)が10月12日、前週比で2・5倍となった。秋から冬は毎年流行傾向にあることから、区は注意を呼び掛けている。
感染性胃腸炎は、ウイルスなどの微生物を原因とする胃腸炎の総称。原因となるウイルスが「ノロウイルス」などである場合、学校や施設などで大規模な流行となる場合がある。
横浜市衛生研究所が定点医療機関から寄せられる報告をもとに集計した週報によると、10月6日から12日までの緑区内の一週間の患者数は15人。前週の6人を大幅に上回った。
秋から冬にかけては、毎年流行がみられるため、区は、注意を呼び掛けている。 区の食品衛生係では、ノロウイルスの主な感染原因として【1】ウイルスがついた食物を食べる【2】感染した人の便や吐物を触るなどをあげ、予防には▼十分な手洗い▼食品を中心部までしっかり加熱する▼消毒は塩素系の漂白剤を薄めて使う▼体調が悪い時には調理をしない――を徹底することが大切だと呼び掛けている。 同係では「ノロウイルスはアルコールが効きにくい傾向がある。手洗いには石鹸を使用し、消毒には塩素系漂白剤を水で十分に薄めて使用して欲しい」と話している。
便や吐物で汚れた床の消毒の場合、水500mlに対し、塩素系漂白剤はペットボトルキャップ2杯分が目安(約0・1%)。食器のつけ置き消毒やドアノブのふき取りには同量の漂白剤に対し、水2リットルで薄める位が適量だという(約0・02%)。
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