神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2016年4月21日 エリアトップへ

「在住外国人と交流を」 区内団体が「場」創出へ

社会

公開:2016年4月21日

  • LINE
  • hatena
イベントで地域住民と交流するインド人家族
イベントで地域住民と交流するインド人家族

 緑区内に住む外国人との交流機会を促進しようと霧が丘の市民団体「KIC(霧が丘インターナショナルコミュニティ)」が活動を始めた。月1回のイベントを通じ、お互いの文化や生活習慣を体験することで相互理解を目指す。

 緑区の外国人数は3010人(2016年3月末現在)。特にアジア系外国人の割合が高く、インド人は508人と市内でも突出して多い。区内には企業誘致のためインディアンスクールなども設置されており、今後も増加が見込まれている。

霧が丘で定期開催

 外国人の増加に伴い、区内には外国人が多く住むスポットが点在しているが近年、ごみなどの生活マナー違反や生活習慣の違いから生じる地域住民とのトラブルや、言葉の壁からくる孤立化などを問題視する声も少なくない。

 霧が丘の住民らにより発足した「KIC」(野場孝司代表/http://kic.webnode.jp)はこうした問題の根本には「お互いを知らなすぎる理解不足」があるとし、定期的な交流の場を創出しようと活動を始めた。

 これまでに「正月」や「節分」「ひなまつり」など日本の文化に触れてもらうイベントを開催し、在住外国人との接点を築いてきた。参加した外国人も自国の料理を振る舞うなどしてお互いの文化を紹介しあっているという。

 「回を重ねるごとにわかってきたこともある」と野場代表は話す。「普段会社に出て、日本社会との接点がある男性は日本語の理解も進んでおり、環境に順応している様子がうかがえるが、その妻や子どもは日本人との接点もなく、日本語もままならない」。参加者の声に耳を傾けるうち、地域に住む外国人同士のコミュニケーションも思いのほか進んでいないとわかったという。

 今後は緑区の「地域課題チャレンジ提案事業」などのサポートを受け、相互理解と継続した関係づくりなどをテーマにイベントを開催していくほか、区内にあるほかの国際交流団体との連携もとっていきたい考えだ。

緑区版のトップニュース最新6

先進事例として栄冠

霧が丘ぷらっとほーむ

先進事例として栄冠

かながわ福祉サービス大賞

5月2日

子育てに「ゆとり」創出

山中市長インタビュー

子育てに「ゆとり」創出

直接支援で実感へ

5月2日

緑区からボートレーサーに

東本郷在住植竹玲奈さん

緑区からボートレーサーに

28年ぶり、デビューは5月

4月25日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月18日

「地域活動のきっかけに」

緑ふれあいサロン

「地域活動のきっかけに」

次代の担い手を醸成

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月18日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook