緑区白山在住の葉(よう)京香さんがこのほど、「第52回手工芸作品展」(工芸の部)で、2年連続となる内閣総理大臣賞を受賞した。2年連続での最高賞受賞は同展開始以来、初めての快挙だという。
葉京香さん(60)は、大学の非常勤講師を勤める傍ら、3年前から趣味として、鎌倉市雪ノ下にあるクレイアート(樹脂粘土)の創花教室に通っている。
国内外300点の頂点に
「手工芸作品展」(一般社団法人日本手工芸指導協会)は国内外から革工芸やクレイアート、刺繍、押し花など40分野が集う公募展。今年は韓国や台湾などを含める約300点の出品があった。
葉さんは同展に昨年初めて出品すると、内閣総理大臣賞を受賞。今年は更に「秋の野草で深まりゆく秋の風情を表現したい」と、松虫草やトリカブトなど9種類のクレイアートで創作した作品名「秋韻」を出品し、2年連続となる内閣総理大臣賞を受賞した。
この作品について葉さんの指導にあたる松井輝子さんは「葉っぱなどの細部にまでこだわり、作品全体で秋の深まりをうまく表現している。クレイアートを25年以上教えているが葉さんは本当に熱心で努力家だと思う」と話している。受賞に関し葉さんは「2年連続の受賞には本当に驚いた。自分の表現が多くの人に伝わったことが素直に嬉しい」と述べ、「本物そっくりに細部まで表現できることがクレイアートの魅力。これからも一生懸命創作に取り組んでいきたい」と話した。
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