神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2018年11月8日 エリアトップへ

横浜市消防団 団員数急増 定員に迫る 積極的な広報が功を奏す

社会

公開:2018年11月8日

  • LINE
  • hatena
女性団員の旧制服(左)と新制服
女性団員の旧制服(左)と新制服

 横浜市消防団の団員数が今年4月から10月1日までに312人増え8122人となり、定員8305人に迫る勢いであることがわかった。市消防局は、各消防団による地道な勧誘と、イメージアップを図る積極的な広報が影響しているとみている。

 市消防団の団員数は2015年度以降、年約100人〜300人ずつ増えており、増員数は3年連続で全国1位となっている。東日本大震災を契機に施行された「消防団等充実強化法」を受け、同年度に市消防局に消防団課が新設。各消防団の設備充実などを通し、魅力づくりに努めてきた。

 今年度はさらに伸び、半年間で312人増。市の配置定員8305人に迫る勢いだ。同局担当者はこの背景に「団員による地道な募集活動が実っている」と説明する。

 そうした各消防団の活動を支えるのが、同局が注力するイメージアップだ。今年度は市内商業施設等の電子看板で、重点的にPR映像を放映。これに並行し、団各拠点のエアコンやトイレの整備を促進することで、活動しやすくなる状況を作ってきた。また今年7月からは局のウェブサイト上に入団申請ができるページを作成。全国の政令市でもほぼ例のなかった取り組みで4か月で30人がここから加入している。

地域企業や女性へPR

 各消防団が募集に力を入れるのは、地域の事業所だ。「かつては地縁・血縁をもとに、地元の商店主などが消防団員になる人が多かったが、現在は会社員の割合が全体の約6割を占める」と同局担当者。今年は西日本豪雨や大阪府北部地震など災害が立て続けに発生したこともあり「地域防災への関心の高まりも背景にあるのでは」と話す。

 また女性消防団員が増えたことも大きい。97年の採用開始時は190人だった女性団員はほぼ右肩上がりで、10月1日現在1344人。採用開始から20年経ったことなどを機に11月から制服も変更し、さらに魅力向上を図る。担当者は「地域の企業人や女性の加入によって、日中都内等へ勤めに出ている団員をカバーすることも期待される。来年1月1日の充足率100%を目指し引き続き募集に努めたい」と話す。

緑区版のトップニュース最新6

先進事例として栄冠

霧が丘ぷらっとほーむ

先進事例として栄冠

かながわ福祉サービス大賞

5月2日

子育てに「ゆとり」創出

山中市長インタビュー

子育てに「ゆとり」創出

直接支援で実感へ

5月2日

緑区からボートレーサーに

東本郷在住植竹玲奈さん

緑区からボートレーサーに

28年ぶり、デビューは5月

4月25日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月18日

「地域活動のきっかけに」

緑ふれあいサロン

「地域活動のきっかけに」

次代の担い手を醸成

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月18日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook