霧が丘高校陸上部の柿沼春風さん(3年)と城戸愛里さん(3年)が、女子円盤投げで8月4日(日)から沖縄県で行われるインターハイに出場する。「精一杯やりたい」と意気込みを見せた。
「母親に賞状渡したい」
柿沼さんは、5月に行われた県予選で37m84を投げ2位に入賞した。続く6月の南関東大会でも38m34の自己ベストを記録。4位で自身初めてのインターハイへの出場権を獲得した。
昨年は、南関東大会に出場したものの、インターハイには届かず、悔し涙を流した。「ただ、練習をこなすだけでなく、どうしたら円盤を遠くに飛ばせるかを1年間考え抜いてきた」と話した。
インターハイに向けて、今までの自己ベストを上回る40mを目標に掲げ、「8位までに入賞したい」と練習に取り組んでいる。「今よりも体の回転のスピードをあげられれば、難しい記録ではない。改善点を整理したい」と柿沼さん。「母親は体に良い食事メニューを考えてくれたり、多くの人の協力があったからこそ。入賞して、母親に賞状をプレゼントしたい」と話した。
イメトレを繰り返す
城戸さんは、県予選を35m65の3位で通過。南関東大会では、自己ベストを3センチ更新。35m86の5位で初のインターハイへの切符を獲得した。
昨年は、円盤投げで南関東大会にも進めず。初のインターハイ出場に「率直にうれしい」と笑顔だ。
「1年生の頃の先輩がインターハイに出場しているのを見て憧れた。動画を何度も見て、イメージトレーニングをすることを繰り返した」と振り返った。
インターハイでは、39m50で決勝に進むことを目標に掲げている。
「集大成の大会。自分1人ではなく、みんなのおかげで行けたインターハイ。感謝を込めて、思いっきり遠くに飛ばしたい」と意気込みを見せた。
切磋琢磨してきた2人
中学時代からお互いの存在を知っていたという2人。高校入学後、同じ部になった時、「負けたくない」という気持ちがあったという。「互いに支え合い、切磋琢磨してきた3年間だった」と城戸さんは振り返った。
同部の大石泰平顧問は、「2人とも部活だけでなく、勉強も一生懸命、頑張ってきた。30年間の教員生活の中でも自信を持って送り出せる2人だ。思いっきり、楽しんでほしい」とエールを送った。
8月6日(火)に競技が行われる女子円盤投げには、各予選を勝ち抜いた66人が参加する予定だ。
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