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緑区版 公開:2020年1月16日 エリアトップへ

三保地区 地域の居場所創出へ 住民主体の取り組み進む

文化

公開:2020年1月16日

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さんさんルーム2号館の外観
さんさんルーム2号館の外観

 これまで住民が気軽に集える場所がなかった三保地区。住民が主体となり誰でも気軽に利用できる居場所を作ろうと、取り組みが進んでいる。2月8日(土)と9日(日)には、居場所を紹介する住民向け見学会も初開催する。

 三保地区連合自治会の土志田誠人会長によると、「三保地区には、山坂が多く、地域住民らが気軽に集まれる場所がなかった」という。

 そのため、2018年から三井住建道路(株)関東支店南関東営業所(三保町1956の6)の会議室を無償で借り、「さんさんルーム1号館」と名付け、地域の定例会議やヨガサークルなどの活動場所として頻繁に活用されている状況だ。

活用方法を模索

 その後、元々学習塾だったフェニックス中山(三保町2565の9)のスペースの提供も受け、「さんさんルーム2号館」とした。

 2号館は、約30平方メートルと約60平方メートルの2室ある。土日の利用も可能。午前9時から午後9時まで利用できる。利用料は、1区分につき500円だ。

 2号館の活用方法を模索するために昨年4月、三保地区の10の自治会のメンバーらで構成される「さんさんルーム2号館管理運営委員会」(栂野宏委員長)を発足させた。発足後、「地域住民が施設をどのように活用したいか」などを同委員会が把握するためのアンケートを実施。その結果、回答数のうち約65%が何かしらの形で施設を利用してみたいということが分かった。「施設があることは知っているが、『具体的にどのように使えるのか』などと興味を持っている人が多くいることは確かだと思う」と栂野委員長は分析している。

 昨年10月には、本格的に地域の居場所として開設した。「まだまだ活用は少ないのが現状だ」と栂野委員長は述べた。

見学会を初開催

 アンケートの分析結果を踏まえ、施設を実際に活用してもらえるよう、見学会を2月に初めて企画しているという。

 見学会では、アンケートで要望の多かった活動を講師を迎えて行う予定だ。8日には書道(午前10時〜)と写真(午後1時〜)、9日はヨガ(午後1時〜)と折り紙(午後3時〜)を行う。

 見学会は予約不要。直接会場へ。

 「集まったメンバーで今後、どのように活動していけるかを話し合う時間も設ける。地域住民が主体となって様々な活動が継続的に行えればうれしい。また、手芸など見学会で行う以外の活動もどんどん後押しをしていきたい」と栂野委員長は意気込みを見せた。

 施設の利用申込みや、問い合わせは、三保地区連合自治会事務局【電話】045・932・6345(峰尾さん)へ。
 

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