支援金を170万円集め、1万6000枚の医療用マスクを県内の医療従事者に届けるプロジェクトが20日に立ち上がった。共同発起人のひとりである日下牧子さんは「多くの人の協力を得て達成したい」と意気込む。
「何か力になりたい」
新型コロナウイルスの感染拡大が続く。そのようななかで、「医療の現場でマスクが足りていない」という現状を知った霧が丘に住む日下さん。
「命がけで見えない敵と戦っている医療現場でのマスク不足という情報に胸が痛くなった」と日下さんは振り返った。
「何か力になりたい」という思いを強くした日下さんは、その後、知り合いを通じて、医療用のマスク1万6000枚を売ってもらえる業者を見つけ、支援金をインターネット上で募るクラウドファンディングに挑戦することを決めた。
日下さんの呼びかけに歌手の矢幅歩さんやギタリストの河越重義さん、ミュージシャンの柿崎洋一郎さんなどがプロジェクトへの賛同を表明。「みんなで勇者=医療従事者にエールを送ろう」を合言葉として、支援金を集める「TEAM CEER」が発足した。
期間は5月21日まで
目標である170万円を集めなければならない期間は、5月21日(木)午後11時まで。目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができる仕組みだ。170万円の支援金が集まれば、医療用マスクを購入し、公的機関に寄贈する。その後、マスクを必要とする県内の医療機関に配られる。
日下さんは「直接、医療機関に届けたいが、どこの医療機関が本当に必要としているかの判断が自分たちではできないため、まずは、公的機関に対して、寄贈するのが良いと考えた。貴重なお金を寄付してくれる人が多くいると気が付いた。そのような人たちの気持ちを絶対に形にしたい」と話した。
共同発起人である歌手の矢幅さんは「自分も何かできないかと思っていたところだった。プロジェクトを成功させるためにたくさんの人に呼びかけたい」と述べた。
支援金は、【URL】https://readyfor.jp/projects/nomorecorona-kanagawaで受付中。3000円から寄付が可能だ。
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