霧の里で外国人向けの初級日本語教室「ようこそにほんご@みどりく」が1日から開催されている。身の回りのことを紹介できるようになり、地域の人と交流することを目指して、実用的な日本語を学ぶ姿が見られた。
増加する外国人人口
横浜市内の外国人住民の増加に伴い、日本語を学べる環境を整えようと、緑区役所と横浜市国際交流協会が主催している同教室。2月に6回の講座が行われるという。
緑区に住む外国人数は4303人(2021年1月末現在)。16年の1月末に比べて、1267人増加している。
霧が丘にインディアンスクールがあることなどから、緑区に住むインド人は市内他区と比べ突出しており、現在1059人(21年1月末)。
今回の講座の参加者もほとんどがインド人となった。4日の講座には、6人のインド人が参加。3つのグループに分かれ、霧が丘周辺の地図を見ながら、実用的な日本語を学んでいた。
最後には、「私は、月曜日に歩いて霧の里へ行きます」などの学んだ日本語を発表していた。
今後の講座では、自身の住む地域自慢や、自国の国の紹介を日本語でできるようになることなどを目指していく。
最終講座では、ウェブ会議システム「Zoom」を使用して、オンラインで地域の人との交流会も予定している。
交流しやすい緑区に
講座を担当している横浜市国際交流協会の藤井美香さんは「地域とも協力しながら、講座を進めていきたい」と意気込みを見せた。
また、緑区役所地域振興課の伊藤慎吾さんは「使える日本語を楽しく学んでいる様子だ。少人数なので、参加者同士も交流できている。3月7日には、中山に国際交流ラウンジもできる。交流しやすい緑区になれば」と述べた。
講座に参加した、霧が丘在住のソナムクユリさん(30代女性)は日本に来て1カ月。夫の仕事の都合で日本に住むことになったという。日本語はまったく分からないが、「せっかく日本に住んでいるので、日本語を学びたい」と意気込んでいる。講座に対しても「丁寧に優しく教えてくれたので、理解できた」と満足した様子だった。
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