神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2022年8月11日 エリアトップへ

神奈川県 「自主療養」を呼びかけ 医療資源のひっ迫対策

社会

公開:2022年8月11日

  • LINE
  • hatena
自主療養届出システムの画面
自主療養届出システムの画面

 新型コロナウイルスのPCR検査陽性者が急激に増加する中、神奈川県が重症化のリスクが低い人に対して「自主療養届出制度」の利用を呼びかけている。神奈川県が今年1月から全国に先駆けて取り組んできた試みで、外来がひっ迫する中で限られた医療資源をリスクの高い人へ重点的に提供するのが目的。職場や学校などで医師の診断を求めるケースも多く、制度への理解と協力を求めている。

 自主療養の対象となるのは、2歳から39歳までの人、40歳から64歳までの重症化リスク因子がない人、妊娠をしていない人。抗原検査キットや無料検査で陽性が判明した場合、医療機関の診断を待たずに自主療養を開始することができる。

 この仕組みで発行される「自主療養届」で学校の欠席や会社の休業を届け出ることができ、自主療養専用の「療養証明書」は保険金請求時の根拠資料として一部の保険会社で活用できる。

 これまで医療用抗原検査キットの使用を対象としていたが、入手が困難なため、7月28日から当面の間、薬機法に基づく承認がされていない検査キットも対象とした。

 利用するにはスマートフォンやパソコンなどから神奈川県の「自主療養届出システム」にアクセスする。陽性結果を示す検査キットに氏名と検査日を記入した画像か、PCR検査機関などの結果通知の画像を送信する必要がある。そのほか、氏名や生年月日、住所がわかるものとして運転免許証や健康保険証などの画像も必要。

 県の発表によると、8月3日までの多い日で1日4220人(7月30日)の申請があり、取組を始めた1月からの累計は7万人に上る。8月1日から3日までの3日間では1万人が申請した。

 県健康医療局によると、自主療養の申請者数は、県が発表する陽性患者数には含まれていないという。

 県では自主療養中に重い症状が出た場合や急を要する場合は、申請時に案内される「コロナ119」に電話をするように呼びかけている。

緑区版のトップニュース最新6

緑区からボートレーサーに

東本郷在住植竹玲奈さん

緑区からボートレーサーに

28年ぶり、デビューは5月

4月25日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月18日

「地域活動のきっかけに」

緑ふれあいサロン

「地域活動のきっかけに」

次代の担い手を醸成

4月18日

「STGs」を発表

竹山住宅管理組合協議会

「STGs」を発表

できることから実行を

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月18日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月1日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook