都筑をガイドする会の会長を務める 大橋 政信さん 南山田在住 63歳
好奇心で魅力を発信
○…都筑区は歴史あるニュータウン―。笑顔を見せて、区の魅力をそう語る。区内の緑道、史跡、歴史などのガイド活動を行うボランティア団体「都筑をガイドする会」の会長を務める。9月29日 には、勝田町にある国指定重要文化財「関家」を訪ねるプランを盛り込んだ散策会を予定している。「新興住宅や開発が目立つ区内にも、昔ながらの歴史があることを感じてもらえれば」
○…同会のメンバーは28人。会員が区の魅力をしっかりとガイドできるように月に1度、定例会を行い、地域の理解を深める。「素人集団だよ。でも自分たちが一番都筑を知りたいという人たちの集まり」とメンバーを紹介。毎回約100人が参加する散策会で大切にしていることは「実際に見てみないとわからない」という好奇心。さらに参加者の目線で楽しませようというおもてなしの心。これらの精神が、見どころいっぱいの散策会を盛り上げる原動力となっている。
○…北海道の炭坑町で生まれた。幼少期は「暗いところが嫌いな臆病な子どもだった」と振り返る。中学生の時は生徒会長を務めるなど、当時からリーダーシップを発揮。都筑区に移ったのは、勤めていた旅行会社を退職した3年前。「まだまだ都筑区の新人です」と謙虚な姿勢を見せる。ビルだらけのニュータウンをイメージしていたが、緑道や公園などの自然の存在もあり、この街に一目ぼれ。地域のつながりを持ちたいと同会に入り、今年の4月から会長として指揮を執る。「いつも面白い発見がある。本当に良い街です」
○…旅行会社での添乗員の経験から、英語が堪能。夫人と2人でアメリカ横断、イギリス縦断のドライブ旅行をしたこともあり、挑戦心もあふれている。現在の同会に望むことは「もっと若い会員を」。大きく変化している都筑区のように、内部の変革も願い、子どものような好奇心を持って会を先導してゆく。
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