つづき探検隊の世話人代表を務める 金子 武久さん 高山在住 68歳
感謝を胸に歩む道のり
〇…緑道が多いことでも知られる都筑区。センター南駅前のすきっぷ広場をスタートし、加賀原地域ケアプラザまでの約7Kmをウォーキングする「かがはらウォーク2013」が2月16日 に開催される。同イベントを主催するつづき探検隊の世話人代表として、約100人の参加者を取りまとめる。「緑道の魅力を感じながら、住む街の良さを体で感じてほしい」と参加者全員の完歩を願う。
〇…同隊は加賀原地域ケアプラザを拠点にウォーキングしながら、ゴミ拾いなどのボランティアも行う。「事務仕事とか、大変なことはたくさんあるけどね。メンバーに助けられてるよ」と会員を笑顔で紹介。信頼できる会員たちと互いに支え合いながら、ともに歩んできた。そんな中でも「私たちが活動できるのは、周りの支援があってこそ」と、他団体への感謝の気持ちは忘れない。「私は人相が悪いから」と話すが、その話し方からは温かみのある優しい雰囲気がうかがえた。
〇…生まれは東京都。幼少期から好奇心旺盛。両親の目覚まし時計の構造が気になり、分解してしまいひどく怒られたことも。高校卒業後は電気メーカーに勤め、転勤を繰り返す中で都筑区に移る。定年を迎えても好奇心は衰えず、持て余した時間を区の事業「シニア楽農園」に費やすように。さまざまな人と交流を深めるうちに、同隊へ。他の団体からも誘いを受け、いつしか複数の団体に所属する人気者。「最初は畑仕事がしたかっただけなのにね。人のつながりっておもしろい」。今までの出会いを感慨深そうに振り返る。
〇…学生時代からラジオなど、音質はかなりのこだわり派。最近はテレビで時代劇鑑賞が息抜きになっている。「最近のテレビは臨場感があってすごい。中に入ってるみたい」と技術の進歩に目を輝かせる。時代の変化に柔軟に対応し、物事への興味は決してなくならない。人生という名のウォーキングはまだまだ続く。
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